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日本限定50台のシボレー「カマロ」は940万円! 6・2リッターV8を味わえるファイナルエディションはモノトーン仕上げでした

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TEXT: iconic  PHOTO: ゼネラルモーターズ・ジャパン

  • 足まわりには磁性流体ダンパーであるマグネティックライドコントロールを備える
  • グローブボックス上部にはファイナル エディション専用プレートが備わる
  • ステアリング下部にもさりげなくファイナル エディション専用プレートが
  • フロントにはレカロ製のパフォーマンスバケットシートを装着
  • MY24モデルはカマロ SSのみが販売される
  • エクステリアカラーはブラックとホワイトの組み合わせに
  • カタログモデルも仕様を一部変更し、カマロ SSのみ販売される

アメリカンクーペを新車で買える最後のチャンス

アメリカン スペシャリティ クーペを代表するシボレー「カマロ」の6世代目最後を飾る50台の限定モデルが発表されました。日本のみで販売されるブラックとホワイトのモノトーンで飾られた限定車の詳細をお伝えします。

モノトーンで仕立てられた日本限定の50台

ゼネラルモーターズは2023年10月、6代目となる現行型シボレー カマロの最後を飾る特別仕様「ファイナル エディション(FINAL EDITION)」を国内50台限定で販売することを発表した。カマロ SSをベースとし、価格は940万円(消費税込)となる。

アメリカを代表するスペシャリティクーペであるカマロ、6世代目となる現行モデルは日本に2017年11月に登場。プラットフォームから新しくなり、旧型よりひと回りコンパクトでワイド&ローなスタイルのFRクーペ&コンバーチブルに仕立てられた。エンジンは最高出力279ps/最大トルク400Nmを発生する高効率な2L直4ターボと、453ps/617Nmの6.2L V8 OHV(LT1)を搭載した。2018年にはマイナーチェンジを実施。フェイスリフトなどに加え、6.2Lエンジンを積むカマロ SSには10速ATが採用された。そして、2020年の一部改良により現在のスタイルへと進化を果たしている。

ファイナル エディションはカマロ SS(クーペ)がベース。ボディカラーはブラックとホワイトを用意し、ルーフトップにまで伸びるセンターストライプが特徴的だ。ストライプもブラックとホワイトを用いており、モノトーンのコントラストでアメリカンクーペをスタイリッシュなエクステリアに仕立てている。

ジェットブラックで統一した室内には、フロントにレカロのパフォーマンスバケットシートを装備する。ステアリング下部とグローブボックス上部にはファイナル エディション専用プレートがさりげなく備わり、フロアマットも専用でしつらえられている。なお、この限定モデルは本国アメリカで6月に登場した生産終了記念モデル「コレクター エディション」とは異なるモデルで、日本のみで販売される仕様とのこと。デリバリーは12月上旬の開始予定で、50台のうちブラックは30台、ホワイトが20台となる。

最後のモデルは6.2リッターを積んだカマロ SSのみ

そして、6代目の最終となるカタログモデル(MY24)は、クーペのカマロ SSのみをラインナップ。ファイナル エディションと同時販売となっている。エクステリアカラーはブラック(インテリアカラーはジェットブラック)に加え、サミットホワイト、レッドホット、リバーサイドブルーメタリック(同 ジェットブラック/アドレナリンレッド)を用意。価格は880万円(消費税込)とされた。

なお、2021年モデル(2020年発表)から標準装備されてきた、DR(自律航法)マップマッチング対応の完全通信型ナビゲーションシステムのクラウドストリーミングナビは廃止され、Apple CarPlayとAndroid Autoの対応のみとなっている。

9年間にわたり世界中で数十万台が販売されてきた6世代目のカマロは、2024年1月に生産終了予定。ミシガン州のランシング グランドリバー工場から最後の1台がラインオフされることになっている。

次世代モデルについては現時点で発表などはないものの、グローバル・シボレーの副社長であるスコット・ベル氏は生産終了にあたり「これがカマロの物語の終わりではありません」とコメントしており、アメリカンクーペを代表する「カマロ」の名は途絶えることはなさそうだ。なお、NASCARをはじめとしたモータースポーツに参戦しているカマロだが、そちらは今後も継続されるとのこと。サーキットでの活躍は、引き続き見ることができるようだ。

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