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【今さら聞けない旧車用語5選】知らなくても恥ずかしくない!「ダブルクラッチ」や「キャブ」ってナニソレ美味しいの? にお答えします

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 小林 健/AMW編集部

  • キャブレター車では当たり前だったチョーク
  • ウェーバー製のキャブレター
  • コロナマークII 1900GSS(RT72)。撮影車は1971年のマイナーチェンジ後の後期型
  • 8R型直列4気筒DOHCエンジンを搭載。総排気量は1858cc、最高出力は140ps/6400rpm、最大トルクは17.0kgm/5200rpm。1858ccの8R‒B型は7R型エンジンをベースにしてデビュー時はSUツインキャブとの組み合わせだった
  • サイドブレーキはスティックタイプを採用する。チョークスイッチも装備
  • センタークラスターにはラジオや空調コントロールスイッチを配置
  • 5速MTを操るシフトノブはロングストローク。ブラックでスポーティに統一されている
  • 洗練されたインテリアはブラックで統一されている
  • MTの操作はAT車とは違い、クラッチ操作とギアの選択が必要だ
  • アルミ製ペダル
  • クルマ好きが憧れた、ショートレンジチタン製シフトノブ

旧車でよく聞くけど、あまり知らない用語について解説

アニメやゲーム、鉄道などと同じように、クルマ関係には特殊というか、ほかでは使われない用語がかなりある。知らなくても困りはしないとはいえ、知らないとハテナ印が出てくることも。とくに基礎的な用語だと、聞くこともためらわれたりする。今回は旧車界の基礎用語について解説しよう。

キャブレター(キャブ)

旧車と言えばキャブレター、通称キャブ。現在はバイクですら絶滅したと言っていい。なにかと言えばエンジンの吸気に付ける、空気と燃料を混ぜるためのもので、現在は電気制御のインジェクションに取って代わられている。

アナログ制御で始動、アイドリング、加速、高回転まですべて対応するのは凄いところではある。ただ、それゆえ、季節によって調整しなければならなかったりしたが、それも愛着の根源だったりもした。

また今でもキャブ関係が話題になるのは、数や大きさを変えたり、内部にあるジェットを交換しての調整&チューニングなどいろいろとできるからで、ビッグキャブ化や多連装などができた。

またブランドもウェーバーやソレックス、SUなどがあって、どれがいいとかセッティングを出しやすいかなどで盛り上がったものである。ちなみに「ソレタコデュアル」という言葉もあって、ソレックス/タコ足/デュアルマフラーと吸排気のチューニングを指していた。

ダブルクラッチ

クラッチはわかるとして、どうダブルなのかというと、ニュートラルで一度クラッチを戻して、再度踏むから。目的はタイヤとエンジンの回転を合わせるためで、そうするとシフト操作をスムーズに行なうことができた。現在でもスポーツ走行ではシフトチェンジにアクセルを吹かす(クラッチは踏んだまま)が、それに近いイメージだ。ただ旧車の場合はそもそも入りにくかったり、摩耗して渋くなっていることが多く、その対策のために行なうものとなっている。

チョーク

これは100%絶滅してしまった装備で、インパネにあるノブを引いたりすると燃料が濃くなって、始動しやすくなるというもの。冬場の朝イチでのエンジン始動には欠かせなかった。そもそもキャブレターの中に組み込まれているので、キャブがなくなるのと一緒に消滅。ただし細かく見ると、キャブの後期にはオートチョークという自動で効かせる機能が登場したため、チョークノブのほうが先になくなってしまった。

ネオクラシック/ヤングタイマー

この言葉は最近できたものだけに、逆にわかりにくいかもしれない。旧車のなかでも1980年代から1990年代あたりの比較的新しいモデルを指す。1970年代までが文字通りの旧車で、名車もチラホラあって価格も含めて別格の存在になってしまったため、より身近な存在の旧車としてこれらの時代のクルマに注目が集まり、名称も付けられたというわけ。

クーラー

これはちょっとクルマに詳しい人でも間違えてしまう装備で、現代のクルマに付いているのはエアコン、つまりエアコンディショナー。冷風から暖かい風まで自由自在、除湿も行ってくれる。一方、旧車に付いているのはクーラーで、ただ冷たい風が出るだけ。除湿もあまりしないので、湿気が多いと内部が凍ったり、吹き出る風が白くなった。純正では付いていないクルマも多く、その場合は前席の窓に小さな三角窓が重宝。大きく開けるとひっくり返って車内への導風板の代わりになって、これがけっこう涼しかった。また、後付けのクーラーも一般的で、CMをやっていたほど。

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