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VWのEVは514万円の「ID.4ライト」が本命!? ベーシックグレードだから実感できた「人に優しいEV」とは

VWのEVは514万円の「ID.4ライト」が本命!? ベーシックグレードだから実感できた「人に優しいEV」とは

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 神村 聖

  • ID.4のホイールベースは2770mm、スリーサイズは全長4585mm×全幅1850mm×全高1640mm
  • 車両重量はバッテリーの小さなID.4ライト系でも1950kg。ID.4プロ系では2140kgに達する
  • フロントのエンブレムにはカメラやレーダーが埋め込まれる
  • 充電口は右のリアフェンダー上に位置する
  • 一充電当たりの最大走行距離は、2024年モデルでバッテリーのプログラム変更によりID.4プロで625km、ID.4ライトも435kmまで延長
  • フロントのボンネット内には補器類が収まっている
  • ダッシュパネルやドアパネルの樹脂パーツは現行ゴルフなどよりも硬い感触
  • ギアチェンジはステアリング右のレバーで行う
  • ドライバー正面のメーターはシンプルなデザイン
  • ダッシュ中央のインフォテインメントで各種情報を参照できる
  • 各種セッティングもこの画面から行える
  • 空調の温度設定はインフォテインメント画面の下の物理スイッチで操作できる
  • ベーシックグレードのID.4ライトでもシートの質感は高い
  • ID.4ライトの後部座席
  • ラゲッジルームの容量は543L。後席を倒すと最大1575Lまで拡大する
  • ID.4ライトの履くタイヤは235/60R18で、今どき珍しくエアボリュームがたっぷりある厚いタイプ
  • 路面の継ぎ目などでも体感するハーシュネスは、ID.4プロよりも明らかに角がとれた穏やかなもの
  • フォルクスワーゲンのEV、ID.4のベーシックグレードにあたる「ライト」

フォルクスワーゲンの最新EV、ID.4ライトに試乗

フォルクスワーゲン初の純バッテリーEV「ID.4」は、2022年末に日本でもリリースされた。従来のICE(内燃機関)車と変わらない充電口の位置や、馴染みのあるブレーキと加速感など、ガソリン車から乗り換えても違和感なく扱える、細かな気配り。あるいは急速充電やクラス最大級の荷室スペースなどをアピールしてきたのだが、これまでは日本初上陸記念モデルの「ローンチエディション」が中核で、まだ普通のセールスには至っていなかったようにも見受けられた。しかし2023年下半期になって、おそらくは日本市場においても「本命」となるであろう、スタンダードの「ID.4ライト」の国内販売が本格化するにあたり、AMWでも試乗のチャンスを得た。

2024年モデルでは最大走行距離が1割アップ

ID.4プロとID.4ライトの違いは、バッテリー容量にモーターの出力、タイヤ寸法、標準装備のアイテムなどとされる。ID.4プロのバッテリー容量は77kWhで、モーター出力は150kW(204ps)、最大トルクは310Nmを発生する。いっぽう、ベーシックグレードとなるID.4ライトのバッテリー容量は52kWhで、モーター出力は125kW(170ps)、最大トルクは310Nmとなる。すなわち「プロ」と「ライト」で最大トルクは同一だが、最高出力は低く抑えられていることになる。

ちなみに、一充電で可能な最大走行距離(WLTCモード)は、2022年モデルのID.4プロ ローンチエディションで561km、ID.4ライト ローンチエディションでは388kmとされていたのだが、この秋アップデートされた2024年モデルではバッテリーのプログラム変更により、ID.4プロで625km、ID.4ライトも435kmまで、それぞれ延長されることになったという。

ホイールベースは2770mm、スリーサイズは全長4585mm×全幅1850mm×全高1640mmと、同じVWのICE搭載SUV「ティグアン」などに近いディメンション。ただし車両重量はバッテリーの小さなID.4ライト系でも1950kg。ID.4プロ系では2140kgに達するのは、一定以上の航続距離を期したBEVゆえのことであろう。

くわえて、ID.4プロがアロイホイールに前235/50R20、後255/45R20の大径タイヤを組み合わせるのに対して、ID.4ライトはスチールホイール+樹脂製フルキャップに、前後とも235/60R18のタイヤを組み合わせる。

これらの変更点が、走りにも明らかなグレードダウンをもたらすのか? 今回のテストドライブで、じっくり検証してみることにした。

ドイツ車的な質実剛健さはEVでも健在

VW ID.4に乗るのは、これが2度目となる。前回は、上級版にあたるID.4プロの日本導入記念モデル、ローンチエディションだったと記憶しているが、今回のID.4ライトは一部の装備まで省略されているせいか、内外装のつくりは今世紀のVWとしては簡素なものと映る。

またプロ/ライトを問わず、ダッシュパネルやドアパネルの樹脂パーツも現行ゴルフなどよりも硬い感触のものが多く、ドアを開くと前席のシートレールがはっきりと見えてしまうのも「ご愛敬」。でも、手動でスライドさせるシートやスイッチ類の操作タッチは、依然としてスムーズで上質である。

明らかに簡素ながらドイツ車らしい、あるいは往年の「ワーゲン」らしい質実剛健さと受け取れなくもない。自分自身でも、かつてのVW最小モデル「up!」を半年ほど前まで日常のアシとして愛用し、そのドイツ的合理主義にある種の尊敬を抱いていた筆者は、このID.4ライトの割り切りも肯定的に受けとめている。

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