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彼女がどうしてスバル「BRZ」を選んだか? ゴスロリファッションからは想像できないサーキット練習用として日々進化中です

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: 宮越孝政/AMW編集部

  • 全日本ラリーとKYOJO CUPに挑戦している兼松由奈選手
  • プライベートの愛車は2021年式スバルBRZ S
  • 2022年6月に在庫車を発見して購入した
  • スバルBRZの水平対向4気筒エンジン
  • 全日本ラリーにはスズキ スイフトスポーツで参戦している
  • サスペンションはクスコのSPORT Rをチョイス
  • ホイールはディレッツァチャレンジライツの最大規定サイズに合わせて8.5Jのウェッズスポーツ製TC105Xを装着
  • ブレーキパッドはラリーでも愛用しているウィンマックス製をチョイス
  • BRZのコクピットは純正状態でキレイに乗っている
  • ミッションはもちろんMT
  • コムドライブ製の名前入りフルバケシートは以前の愛車でも使用していたものだ
  • コムドライブ製の名前入りフルバケシートは以前の愛車でも使用していたものだ
  • サーキット走行でも安定したオイル供給を行うためにオイルパンバッフルプレートを装着している
  • ロッソモデロ製のマフラー「コルバッソ」はテールエンドのカラーが選べるタイプで、ワインと呼ばれるカラーをチョイス。ただし走り込んですでにパープルに
  • 全日本ラリーとKYOJO CUPに挑戦している兼松由奈選手

全日本ラリーとKYOJO CUPに参戦中の兼松由奈選手

女性だけのモータースポーツカテゴリー「KYOJO CUP」や全日本ラリーに挑戦している兼松由奈選手。プライベートでもサーキット走行やチューニングに励む彼女が愛車に選んだのはスバル「BRZ」だ。ゴスロリファッションを楽しむ彼女は、クルマにはどのようなこだわりがあるのだろうか。

現行型BRZを練習車にチョイス

兼松さんがBRZを探していたのは2022年の始め頃であった。サーキット走行が可能で、維持費がさほど高くなくて……という条件で探していたが、何より一番のこだわりは、見た目が好みであるか。スポーツカーをジェントルに乗っている雰囲気があり、もともと2ドアクーペが好きだという兼松さん、当初は先代BRZの限定色である「BRZ Yellow Edition」を探していたそうだが、限定車ゆえ見つけるのは困難であった。そこでシルバーの標準車なども探したが、ちょうど半導体不足などで中古車が高騰している時期。

ならば新車も視野に入れて、とリサーチしたときに見つけたのが、現在の愛車であるシルバーの現行型BRZだった。2021年末に登録されていた上級グレードのSの在庫車を発見して、購入することを決めたのだ。

短い期間でアップデート

こうしてBRZが納車されたのは2022年の6月のこと。プライベートでもサーキット走行やチューニングを楽しむ兼松さんは、同年10月に開催された一般ユーザー向けのライトチューニング車で行われるタイムアタックイベント「ディレッツァチャレンジライツ」にプライベートでエントリーすることを決意。そこで短い期間の中、車両のアップデートを行った。

サスペンションはクスコのSPORT Rをチョイスし、ホイールはディレッツァチャレンジライツの最大規定サイズに合わせて8.5Jのウェッズスポーツ製TC105Xを装着。ブレーキパッドはラリーでも愛用しているウィンマックス製をチョイスした。なお、コムドライブ製の名前入りフルバケシートは以前の愛車でも使用していたものだ。

ワインカラーのマフラーは早くもパープルに……

ディレッツァチャレンジライツへの参戦後も練習車として、そしてチューニングを楽しむ相棒としてアップデートが進められているBRZ。サーキット走行でも安定したオイル供給を行うためにオイルパンバッフルプレートを装着したり、ロッソモデロ製のマフラーを装着したりしている。なお、タイヤは自身がラリーで使用したときのお古のターマックタイヤが取材時は装着されていた。

ロッソモデロ製のマフラー「コルバッソ」はテールエンドのカラーが選べるタイプで、兼松さんは自身が好きなゴスロリファッションもイメージしてか、ピンクに近いワインと呼ばれるカラーをチョイス。しかし、度重なるサーキット走行により、どちらかと言えばパープルと呼ぶに近い焼き色になったそうだ。

短期間でここまでの焼き色が付くのは珍しいとロッソモデロの担当者にも言われたとのこと。それだけ彼女が熱心にサーキット走行を重ねて練習しているということだろう。

* * *

今後もミニサーキットを中心に走行を重ねていくという兼松さんとBRZ。この先のアップデートとしてはエアロパーツの装着を考えているそうだ。どのような進化をしていくのか、マフラーの焼き色の変化とともに注目したいところだ。

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