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ピュアICEのVW「ゴルフGTI」は今こそ乗るべき!「ゴルフR」と異なる軽快さと安定感は昔ながらの楽しさいっぱいでした

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 神村 聖

  • チェッカーフラッグを想像させるフォグランプにハニカムグリル。見た目から「やる気」を感じさせる
  • 試乗車のボディカラーはキングズレッドメタリック
  • グリルにレッドのストライプはGTIの伝統
  • 試乗車はオプションの235/35R19タイヤを装着。標準仕様では225/40R18を履く
  • ゴルフGTI のテールランプ
  • ステアリングには「GTI」の文字とレッドのアクセント
  • シフトセレクターまわりはシンプルな構成
  • ダッシュ中央のインフォテインメント画面でさまざまな設定が可能
  • デジタルメータークラスターは様々な表示スタイルがある。ハニカムをモチーフにしたデザインはGTI専用
  • デジタルメーター。コンフォートモードとスポーツモードではテーマカラーがレッドになる
  • タータンチェックのシートは初代GTIからの伝統だ
  • シートの背もたれにはGTIの刺繍が入る
  • リアシートもレッドのタータンチェック
  • ラゲッジルームの使い勝手は通常のゴルフと同じ
  • 2.0L直4ターボエンジンは245ps/370Nmを発揮
  • 4モーションAWDシステムを持つ現行ゴルフRが重厚なドライブフィールを身上とするのに対して、こちらのGTIは明らかに軽快
  • 2021年末に日本上陸を果たした第8世代のゴルフGTI。今あらためてその真価を試した

GTIって、やっぱり素晴らしい!

先ごろ行われたフォルクスワーゲン「ID.4」の試乗会では、ほかのラインアップも大部分がテストドライブ可能とされていたのだが、筆者がいの一番に予約したのは「ゴルフGTI」。国内デビューからもすでに一定の期間が経過しているゴルフGTIながら、「今のうちにちゃんと乗っておきたい」という切なる希望が叶えられ、今回の試乗に至った次第である。

8代目となった、ホットハッチのベンチマーク

1975年にデビューした元祖ゴルフGTIは、かつては「ボーイズレーサー」とも呼ばれた「ホットハッチ」カテゴリーの先駆者。

当時最大でも1.5L・75psだった初代「ゴルフ」に、ボッシュKジェトロニック機械式燃料噴射を組み合わせて110psを発生する、1.6Lの直列4気筒SOHCエンジンを搭載。ポルシェやメルセデス・ベンツ「Sクラス」に混ざって、アウトバーンの追い越し車線を颯爽と走ることのできる、当時としては規格外のモデルだった。

その後のゴルフII以降でも、GTIは今世紀初頭までゴルフの最上級グレードとして設定されてきた。今からちょうど20年前、2003年に、より高出力のエンジンと4輪駆動システムを与えられた「ゴルフR」が登場したのちも、GTIは変わることなく、つねにホットハッチ車の世界的ベンチマークとして君臨してきた。

そして2021年末に日本上陸を果たした第8世代のゴルフGTIは、近年の常識ではコンパクトな部類に入る全長4295mm×全幅1790mm×全高1465mm、車両重量1430kgの車体に、最高出力245ps、最大トルク370Nmを発揮する2.0L直列4気筒直噴DOHCインタークーラー付ターボエンジンを搭載。トランスミッションも7代目ゴルフGTIの6速湿式DSGから、7速湿式DSGへとアップグレードされた。

また、フロントLSDには電子制御油圧式ディファレンシャルロックを標準装備。このブレーキLSD効果も併せ持つ電子制御式ディファレンシャルロックシステム「XDS」と組み合わせることで統合制御を可能とする「ビークルダイナミクスマネージャー」も採用した。

しかし、シャシーが最新化されたいっぽうで、パワーユニットについては旧き佳き「GTI」の最終進化形ともいえる。GTIではない、ほかのゴルフのガソリンモデルが1L・3気筒ターボ/1.5L・4気筒ターボともに48Vマイルドハイブリッド化されたのに対して、GTIは今もなお純粋なピュアICE(内燃機関)の牙城を護っている。

だからある意味、最もオーセンティックな8代目ゴルフともいえるのだ。

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