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ホンダ新型「オデッセイ」が480万400円から日本復活! ハイブリッドのみで勝負する元祖底床ミニバンのグレードは?

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TEXT: iconic  PHOTO: 本田技研工業

  • 新設定されたe:HEV アブソルート EX ブラック エディション。ルーフやピラーライニングなど、ブラック加飾で外観を演出している
  • 歴代モデルの特徴である低床プラットフォームによる走りの良さやスタイリングを継承しつつ、ニーズの高い仕様を追加したという
  • EXとEX ブラック エディションは本革シートを採用するなど、室内の高級感をさらに高めている
  • 2列目は快適装備を充実させたキャプテンシートを標準化
  • ギアセレクターは指1本で操作可能なスイッチ式へと変更された
  • ラゲッジやシートアレンジなどは従来モデルからの変更はない
  • ホンダ車の純正パーツを手掛けているホンダアクセスと無限の両ブランドから各種パーツが販売される
  • 従来のモデルで人気の高かった上級仕様のアブソルートのみをラインアップ
  • 新世代コネクテッド技術を備えた車載通信モジュール「ホンダ コネクト」をオデッセイとして初めて採用した
  • エンブレムを前方に配置することで、フロント部の突き出し感を高め迫力を増している

オデッセイがハイブリッドで復活

2021年に日本仕様の生産・販売が終了していたホンダの上級ミニバン「オデッセイ」が復活しました。ハイブリッドモデルのみとなった新型は、より高級感や存在感を高めた仕立てとなっています。

押し出しを強くしたフロントマスク

ホンダは2023年12月、上級ミニバンのオデッセイを一部改良し国内販売を開始した。2021年末に生産終了となっていたオデッセイだが、2023年4月には再登場を予告、今回一部改良を受けつつ販売が再開された。新型は2Lガソリンエンジンのハイブリッドを搭載するFFモデルの3グレードのみと、ホンダの上級ミニバンとしてはシンプルなグレード展開となっている。

エクステリアは2020年のマイナーチェンジで変更した押し出しの強いフロントマスクをさらに改良。グリルは開口部を拡大することでワイド感を、突起状のデザインをあしらった水平基調のメッキバーを組み合わせることで高級感を高めている。なお、ボディサイズは従来型より全長が5mm延長されているのみなので、サイズ感はまったく変わっていない。ボディサイズは全長4860mm×全幅1820mm×全高1695mmとなる。

インテリアは2列目が3座の8人乗り仕様を廃止し、2列目が独立2座の7人乗り仕様のみとした。2列目はオットマンやリクライニング機能を備えた4ウェイパワーシートを標準装備とし、高級感と快適性を高めている。2列目シートにはさらにシートヒーターや折り畳み式のセンターテーブル、ミニテーブル付きアームレスト、USBチャージャー(Type-C)を備えた。なお、床下収納シートを採用する3列目に変更点はない。

ハイブリッドのみのシンプルなグレード構成

ギアセレクターはシフトノブを廃止し、指1本で操作可能なスイッチ式へと変更された。アクセルオフ時に減速の調整ができる減速セレクター(ステアリングにパドルシフトのように備わっている)も新たに設定されている。パワートレインは従来型と同様で、最高出力145ps/最大トルク175Nmを発揮する2Lエンジンに184ps/315Nmのモーターを組み合わせる。

また、進化した先進安全運転支援システム「ホンダ センシング」も標準装備。新たに、フロントカメラがより広角となり衝突軽減ブレーキの検知対象が拡大、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能が追加されている。

ラインアップは、e:HEV アブソルート(480万400円/消費税込、以下同)とe:HEV アブソルート EX(500万600円)に加え、新たにe:HEV アブソルート EX ブラック エディション(516万4500円)を設定。上級グレードとなるEXとEX ブラック エディションには、本革シートやワイヤレス充電器などを備え、より快適な仕様としている。さらに、EX ブラック エディションはブラッククロームメッキのフロントグリル、ブラックスモークレンズのリアコンビランプ、マットベルリナブラックの18インチアルミホイールなど、エクステリアにブラック加飾を取り入れ、最上級モデルらしい洗練さを演出している。

低床・定重心パッケージによるスタイルや走りを魅力とし、1994年に初代が登場したオデッセイ。今回、長く愛されてきたブランドであるオデッセイを継続してユーザーに届けたいというホンダの想いと、ユーザーなど市場からの要望に応えるべく、再登場を果たしたという。

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