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手押しでゴールするというドラマも! GTカーのアジアナンバー1を決めるレースは2024年も必見です【GTワールドチャレンジアジア2023年シーズン後半戦を振り返る】

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 佐藤正勝

ポルシェセンター岡崎とYZレーシング・ウィズ・BMWチーム・スタディが戴冠

鈴鹿から1週間のインターバルで開催されたジャパンカップ第3ラウンド(GTWCアジア第4ラウンド)はモビリティリゾートもてぎが舞台。レース1では18号車 ポルシェ911 GT3 R/992が2位表彰台を獲得。レース2でも4位に入った18号車が2戦連続でジャパンカップ最上位となる。GT4クラスは50号車 BMW M4 GT4 G82が2レースとも優勝。富士からの連勝を続けて5勝目に。

もてぎのスタートシーン

こうして迎えたジャパンカップ第4ラウンド(GTWCアジア第4ラウンド)は岡山国際サーキットが舞台。レース1はスタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生、続くモスSコーナーでも大きなクラッシュが発生するなど大荒れの展開で赤旗中断に。壊れたバリアの補修などが終わった後、当初の1時間レースのうち残り51分25秒での再開となり、500号車 ニッサンGT-RニスモGT3が3位表彰台を獲得した。

単独レースとなったGT4では50号車 BMW M4 GT4 G82がトップを堅持してファイナルラップに入り、ダブルヘアピンを立ち上がって6勝目に手が届こうかというところで突然スローダウン。最終コーナーをゆっくり下ってストレートに入り、チェッカーフラッグの見えるところまで来てストップしてしまった。

その脇をトヨタ・ガズー・レーシング・インドネシアの39号車 トヨタGRスープラGT4(H.マノッポ/野中誠太)がすり抜けていきトップチェッカー。出走した全車がチェッカーを受けたのち、50号車 BMW M4 GT4 G82をドライブしていた織戸はマシンを降りて押し始めた。そしてスタンドの観客やピットの関係者が見守る中、コントロールラインを越えたのちに、押してきたマシンの横に倒れ込み大歓声に包み込まれた。

翌日行われたレース2では、序盤から2位につけてトップを伺っていたマエザワ・レーシングの555号車 フェラーリ488 GT3(P.ブロムバクディ/横溝直輝)がピットインのタイミングで逆転してトップを奪うと、後半スティントではそのまま逃げ切って嬉しい初優勝を飾っている。そして13位でフィニッシュした18号車 ポルシェ911 GT3 R/992がジャパンカップのチャンピオンを獲得することになった。

続いて行われたGT4のレース2は、序盤から3位につけ上位を狙っていた50号車 BMW M4 GT4 G82がピットイン後にトップに浮上。逃げ切って6勝目を挙げるとともに、GT4のジャパンカップでチャンピオンに輝いている。

2024年シーズン 開催スケジュール

ROUND1&2 4/19〜4/21
セパンインターナショナルサーキット(マレーシア)

ROUND3&4 5/10〜5/12
チャンインターナショナルサーキット(タイ)

ROUND5&6 6/7〜6/9
スポーツランドSUGO(日本)※

ROUND7&8 6/21〜6/23
富士スピードウェイ(日本)

ROUND9&10 7/5〜7/7
鈴鹿サーキット(日本)

ROUND11&12 8/23〜8/25
岡山国際サーキット(日本)

ROUND13&14 9/13〜9/15
上海インターナショナルサーキット(中国)

※JAPAN CUPのみ開催

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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