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Z世代ライターが日産新型「フェアレディZ NISMO」に乗ってみた! 低速域でもスポーツカーらしさを満喫できる仕上がりです

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TEXT: 西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)  PHOTO: Nissan/西川昇吾(NISHIKAWA Shogo)

  • 2023年8月1日に導入されたRZ34型フェアレディZ NISMO
  • 前後バンパーやリアスポイラーなどNISMO専用装備となる
  • V6エンジンではNISMO独自のターボブースト圧制御に加え、GT-R NISMOで開発された気筒別点火時期制御も導入。パワーとトルクを向上
  • レカロシートはNISMO専用チューンを受けたもの
  • 試乗した日は晴れで、路面にはまばらに雪が残っている状態だった
  • 低回転域でもV6らしい重厚なサウンドが心地よい音量で車内に入ってくる
  • 本革&アルカンターラ巻のステアリングホイールもNISMO専用
  • NISMO専用レイズ製19インチアルミ鍛造ホイールに、タイヤはダンロップ WINTER MAXX 03を履く
  • タイヤサイズは前255/40R19、後285/35R19
  • 路面に雪が残る女神湖周辺のワインディングで試乗

雪が残るワインディングでもしっかり感じられたZの進化

以前AMWに書いた日産「フェアレディZ」の試乗記事。その時の内容を大まかに言えば「ベースとしての素性の良さを感じるからこそイジりたい! と思う1台。NISMOがどんな進化をするのか気になる」といった内容でした。それから半年以上が経過し、日産が毎年行っている女神湖試乗会(2024年は温暖で氷上は走れず)の周辺で、雪が残る路面ながらフェアレディZ NISMOに試乗する機会を得ることができました。

低速域から感じるスポーツカーらしい雰囲気

今回の試乗シチュエーションは積雪が残るワインディングが中心となりましたが、ノーマルのフェアレディZに試乗した時に求めていたものが、実現しているか否かを確認することはできました。結論から言えばあの時感じた「チューニングしてもっとスポーツカーらしい雰囲気を出したい」という要望が実現されている乗り味に仕上がっていました。

低回転域でもV6らしい重厚なサウンドが心地よい音量で車内に入ってきて、「ハイパワーなスポーツカーに乗っている」と感じさせてくれます。スポーツカーの性能をフルに発揮できるのなんて本当にわずかなシチュエーションしかありません。

いろいろな意見があるかもしれませんが、エンジンサウンドや低速域でのドライブフィールなど、日常域からスポーツカーを感じられる雰囲気。それもスポーツカーにとって重要な要素だと思います。

ワインディングで感じるノーマルモデルからの進化

そしてワインディングに入ると以前よりもシャープさが増したステアリングフィールに好感触を受けます。以前乗った初期のノーマルモデルは低速域だとややダルに感じましたが、低い速度でもドライバーの入力に対してしっかりと反応を示してくれるスポーツカーらしいフィーリングへと進化していました。

またワインディングで驚かされたのがトランスミッションです。ノーマルモデルよりもシフトレスポンスが高められた9速ATは、パドルシフトによる操作に対してストレスなく反応してくれてダイレクト感があります。NISMOにはATしか設定されていないため、残念に思った人もいるかもしれませんが、この専用チューニングされたトランスミッションならばよほどのMT党でない限り、不満は少ないことでしょう。

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