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懐かしのダットサンB110「サニー」とマセラティ「228」が美しく復活!「エンドレス」の旧車再生技術に注目! サスとブレーキはもちろん…

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • ダットサン サニー 1200 GX-5:2代目サニー(B110型)の2ドアクーペ/1200ccシリーズはモータースポーツでも活躍。GX-5は1972年8月に追加設定されたスポーティモデルだ
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:ヨコハマタイヤのS.drive 165/55R14に組み合わされたホイールは前後ともRSワタナベ エイトスポーク 14×6J+16
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:サニークーペGXというエンブレムを見て、若き日のことを思い出しているベテランドライバーが多かった
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:このモデルは5速マニュアルトランスミッションを装備していたので、エンブレムでも謳っていた
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:NP35が製作したエンジンは永井電子のプラグコードを装備し、マフラーはFUJITSUBO社製のオリジナルだ
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:内装は全張り替え済み。過去のオートサロンで展示されたエンドレスアドバンス所有車両は、すべて同様に内外装ともリフレッシュされている
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:足まわりを刷新し、車体の裏側までレストアしているので、どの部分を見ても新車のような状態となっている
  • マセラティ 228:ボディは塗装を全剥離し、新車時からのパネルの歪みを修整するためにパテを全面に施工し、サフェーサーを吹いて全塗装している
  • マセラティ 228:一見すると他のビトゥルボと同じパーツが使われているように思えるが、最上級モデルとなる228には数多くの専用パーツが装着されている
  • マセラティ 228:ビトゥルボ全シリーズの中で最もスペシャル度が高いモデルとして知られている
  • マセラティ 228:マフラーはFUJITSUBOにオーダーし、わざわざ造ってもらった迫力ある特注品を装備している
  • マセラティ 228:ヨコハマタイヤのADVAN FLEVA 215/40R17に組み合わされたホイールはエンケイ・レーシング GTC02 17×8J インセット30(オリジナルPCDチェンジャー使用)
  • マセラティ 228:香り立つような素晴らしいインテリアも、ビトゥルボならではの特長のひとつだ。もともとキレイだったが、取り外してクリーニングしている
  • マセラティ 228:ツインターボエンジンも磨かれており、いい状態をキープ。エンドレスアドバンスでは、鈑金と塗装にこだわりつつ、ボディ以外の美しさも追求している
  • 自社パーツを装着した最新モデルを披露しつつ、細部に至るまで仕上げた国内外のクラシックカーも展示するというのがエンドレスアドバンス・ブースにおける定番だ
  • 東京オートサロン2025のエンドレスアドバンス出展ブースでは、国産旧車を代表するダットサン サニー 1200 GX-5とイタリアン・ネオクラシックカーのマセラティ 228が並んで展示された
  • ダットサン サニー 1200 GX-5:ボディレストア時に車体を回転させて作業できるカーベキューを導入しているので、細部に至るまでキレイに仕上げられている

エンドレスの旧車レストア、東京オートサロン2025は国産とイタリアの2台

世界最大級のカスタムカーイベントである東京オートサロン2025が2025年1月10日~12日に開催されました。日本独自のカスタムカー文化を発信する「クルマの祭典」として定着し、国内外の自動車ファンが大挙して来場するビッグイベントから、今回はエンドレスアドバンスがフルレストアしたB110型ダットサン「サニー」とマセラティ「228」を紹介します。

じつは1年前に完成していたB110サニー

ブレーキシステムのトップブランドであり、国内有数のチューニングパーツメーカーとしても知られるエンドレスアドバンスが、今回もクラシックカー再生技術の高さをアピールするために旧車とネオクラシックカーを展示。1台はダットサン「サニー 1200 GX-5」(B110型)、もう1台はマセラティ「228」だ。

東京オートサロンの恒例としてエンドレスアドバンスのブースで披露される旧車は、どれもみな妥協することなく仕上げられているため目標(参考)にする自動車趣味人が多く、今年の2台も大いに注目された。

細部に至るまで徹底的にレストアされたダットサン サニー 1200 GX-5は、じつは2024年のオートサロン開催時には仕上がっていたものの、展示スペースの関係で披露することを断念したのだという。昨年の東京オートサロン2024ではイエローのスズキ「フロンテクーペ」がブースを彩ったが、これはエンドレスアドバンスの創業者である故・花里 功会長が若い頃にフロンテクーペのレーシングカーを造り、筑波サーキットなどでレースをやっていたことを偲んでレストアされたものだった。

1年前に完成していたダットサン サニー 1200 GX-5は、エクステリアの各部が徹底的にレストアされ、インテリアはエンドレスアドバンス所有車両の定石で、全張り替えとなっている。サスペンションは前後ともエンドレス・フルオーダー・ファンクションで、ブレーキはフロント(ディスク)がエンドレス・スーパーマイクロ6ライト φ245×12、リア(ドラム)がエンドレス・タイプNAシューを装備している。

オーナーの要望でマセラティ 228を美麗にリフレッシュ

マセラティ 228はオーナーからのリクエストで仕上げたもので、そもそもの状態が悪くなかったが全体的に年式相応のコンディションだったのだという(228は1989年から1995年まで生産された)。ということで、まずボディ表側の塗装を全剥離。純正の段階で発生していたパネルの歪みを修整するためにパテを全面に施工し、サフェーサーを吹いて全塗装したそうだ。担当スタッフによると、昨年の10月からボディを仕上げる作業を開始したとのことだった。

ビトゥルボ系マセラティならではの妖艶さをキープしているオリジナルインテリアはもともとキレイだったが、一度取り外してクリーニングし、さらに美しい状態にしたのだという。サスペンションは前後ともエンドレス・フルオーダー・ファンクションで、ブレーキはフロント(ベンチレーテッドディスク)がエンドレス・6ポット φ345×32、リア(ソリッドディスク)がエンドレス・レーシング4 φ332×30(ベンチ化)というスペックだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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