ベントレー・レジデンスにペット用スパを開設予定
2025年2月5日、ベントレーモーターズはデザー・デベロップメント社と開発した「ベントレー・レジデンス」に備わるアメニティを発表しました。なかでもベントレーとの提携により設計されるペット用スパは、居住者のペットのグルーミング、シャンプー、乾燥サービスが利用できるのが特徴です。魅力的な施設が備わるこのレジデンスのアメニティを紹介します。
車中から直接部屋まで移動できるデザベーターリフトを装備
米国マイアミのサニー・アイルズ・ビーチの「ベントレー・レジデンス」は、2028年第1四半期に完成を予定している。3階建て2万平方フィート(約1858平方メートル)の広大なフロアでは、前例のない5つ星以上のホスピタリティを展開する。ビューティサロンなどのアメニティに加え、ほかでは見ることのできない絶景が楽しめるこの物件には、居住者のペット専用のスパが114平方フィート(約106平方メートル)にわたって設置されるのも特徴である。
2024年に竣工式が行われたベントレー・レジデンスは、世界初のベントレー・ブランドの住宅タワーであり、62階建てのリゾートスタイルのラグジュアリーリビングの先例となることを目指している。個々のバルコニーには、プライベート温水プール、サマーキッチン、広々としたリビングエリアが設けらる。居住者は、ベントレーのパートナーであるデザー・デベロップメント社にちなんで命名された「デザベーターリフト」を使用し、車中から直接部屋まで移動できるという。
至れり尽くせりのコンシェルジュ・サービスとは
アメニティには、ヘア、マニキュア、ペディキュア、メイクアップの設備を完備したオーシャンフロントのビューティーサロン、ペット用スパを備える。コンシェルジュ・サービスはアラカルトメニューや専用ウイスキーバーからスパの予約、トリートメント、犬の散歩、ペットのグルーミングまで受け付ける。
フィットネスセンターには屋外テラスが設けられ、ヨガスタジオとオーシャンビューも楽しめる。これらのスペースは居住者が建物の内外で、旅の一部としてベントレーを体験できるように設計されている。
アメニティ内にある映画館は、ベントレーの車内を模してデザインされている。ゲームルームは最新式で、VRヘッドセット、ゴルフとドライブの両方のシミュレーターを備えている。ウイスキーバーのデザインは、ベントレーの象徴的なマトリックスグリルから着想を得ている。
ベントレー・レジデンスは、革新的なウェルネスサービスを実現し、居住者が完全な感覚の没入を通じてつながり、エネルギーを回復してリラックスできるスペースを提供する。価格は580万ドル(約9億13万円)からとなる。
AMWノミカタ
アストンマーティンやブガッティなどこの手のクルマとコラボした住宅は数々発表されたが、需要が本当に高いのかはわからない。今回のベントレーの発表も最後にはモデルハウスの住所と販売の問い合わせ先が記載されているので、現時点で完売しているわけではないのだろう。
レジデンスのコンセプトはどれも似たりよったりで、自動車ブランドのデザインコンセプトをモチーフにインテリアを作り上げるといったものだ。しかしベントレー・レジデンスはひと味違い「デザベーター」と呼ばれるクルマ用リフトがついているのが大きな特徴である。
クルマ用のエレベーターは自分の部屋まで続き、人はクルマに乗ったまま移動できる。しかも地下のガレージなどではなく、自分の部屋の中にクルマを納めることができるのだ。これはベントレー好きだけではなくブランドに縛られず、スーパーカーやクラシックカーなどクルマ好きには魅力的な設備である。