個性を引き立てる新しいイルミネーテッド・グリルを採用
今回発表されたモデルは、1980年代から1990年代のクラブ・カルチャーを彷彿とさせるネオンの雰囲気にインスピレーションを得た深みのある新塗装のヴェイパーバイオレットをまとうが、顧客は4万4000色を擁するプレタポルテカラーの中から選択できる。このモデルには、23インチ5本スポーク鍛造アルミホイールを装着し、部分ポリッシュ仕上げまたはオールブラック仕上げからセレクトできる。
イルミネーテッド・グリル・バックプレートはテーラードパープル、チャールズブルー、シャルトリューズ、フォージイエロー、トルケーゼの5色から選択でき、顧客は新しいキャンバスに選択した色を広げたり、コーチラインやインテリアを引き立たせるユニークなアクセントを作成したりできる。
スピリット・オブ・エクスタシーを抽象的に表現したイルミネーション・フェイシアのユニークなパターンには、インフィニティ・シンボルが組み込まれている。フェイシアは、ピアノブラックの天井に、さまざまな比率と強度の5500個以上の星で構成されている。
ブラックバッジ・スペクターは、大胆不敵な表現と集中力から生まれたモデルである。その画期的な出力、シャシー技術、ビスポークの可能性は、ブラックバッジの大成功の物語に鮮やかな新章を開く。

AMWノミカタ
ブラックシリーズやブラックエディションと聞くと、なんとなくエクステリアとインテリアを黒に統一してお茶を濁すということをほかのブランドはしがちだが、ロールス・ロイスは一枚も二枚も上手である。それはこれらのモデルを好む顧客の走行データを分析し、見た目だけではなくパフォーマンスも大きく向上させている点である。
かつての飛行機からヒントを得たインフィニティモードは瞬時にフルパワーを発揮でき、スピリティッドモードは最大トルクを一時的に引き出すことで、これまでにないドライビング体験を顧客に提供する。またサスペンションを含むシャシーも改良されることで、ブラックバッジシリーズは単なる「黒いモデル」ではなく「ハイパフォーマンスモデル」の象徴となる。かつてはドライバーズカーのベントレー、ショーファーカーのロールス・ロイスと称されたものだが、もはやその公式は通用しないだろう。
ブラックバッジ・スペクターのウルトララグジュアリーとハイパフォーマンス、BEVの組み合わせは唯一無二の存在である。ロールス・ロイスのいう、伝統的な規範に定義されることを拒否することで成功を収めている富裕層へは、魅力的な存在となるに違いない。










































