参加車両もバラエティに富んだラインアップ
今回で5回目の開催となった「Shibareru Adventure Rally 2025」(通称シバレルラリー)」が、2025年2月21日(金)〜24日(祝・月)の3泊4日で開催されました。普通免許があれば誰でも参加できるのが嬉しい、同イベントのレポートをお届けします。
パリダカで活躍した三橋 淳選手も参加
「シバレルラリー」は北海道の冬の魅力を実際に体験できる機会の場として、2021年から開催されています。寒さが厳しい北海道の方言で凍てつく寒さのことを指す「凍(しば)れる」を名称として使用し、競技はラリー形式をとるため、この名称になります。
ただタイム計測などのラリーで使われる競技の要素を極力取り除いており、真冬の北海道ならではの美しい風景やおいしいグルメを堪能でき安心してちょっとした冒険ができる、ラリー形式のアドベンチャーツーリズムとなります。
2021年に行われた第1回目の参加台数は20台でしたが、2022年は少なめの17台。2023年は25台と参加台数は増加。2024年は30台がエントリーをしたものの、震災の影響で、北陸からの参加者が出走を見合わせるなどあり、24チームが参加しました。
そして今回は30台がエントリー。残念ながら初回から参加しているパリダカ(現:ダカールラリー)で長年参戦を続けてきたレジェンドの菅原義正選手の参加はなかったのですが、同じくパリダカで活躍した三橋 淳選手や、アジアクロスカントリーラリーでの優勝経験もある青木拓磨選手も参加となりました。
雪道に慣れていなくても参加可能!
トップラリーストが参加しますが、ドライバーは普通免許証があれば参加が可能で、雪道に慣れていないドライバーへの配慮もあります。集合場所でスタートポイントとなる新千歳モーターランドでは、クローズドの特設コースを用意しており、雪道慣れの1本目のSSが行われます。「SS」は通常のラリーなら「スペシャルステージ」の略ということになりますが、ここでは「“滑らす”ステージ」の略としています。ここでまず雪上でのドライビングの確認を行ったうえで、各参加者は当日手渡されたコマ図を頼りにルートを進んでいくことになります。
参加車両のレギュレーションは極めてハードルが低く、車両にはスノーブラシやけん引ロープ、そしてバッテリージャンプコードと三角表示板、発煙筒、ガラスハンマー、シートベルトカッター、懐中電灯といったものを搭載していること。
そして最低航続距離300kmで、車検を受けており(違法改造車はNG)、自賠責保険に入っていること、そしてスタッドレスタイヤを装着していること、が条件となります。そのため毎回変わったクルマも参加するこのシバレルラリーですが、今回の参加車両もバラエティに富んだラインアップとなりました。






















































