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「農道のポルシェ」をコリン・マクレー仕様に! スバル「サンバー」をDIY率高めのお手軽カスタムで楽しむ…フォグライトカバーは鉢植えを流用!?

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • スバル 6代目 サンバー:フォグランプやエアスクープやヘッドライトの形状により、どことなくスバル インプレッサWRCのような雰囲気が漂う
  • スバル 6代目 サンバー:WRブルーは全塗装で、ほかのロゴはステッカーで仕上げた
  • スバル 6代目 サンバー::ヘッドライトは殻割りして、内部をブラックに塗装している
  • スバル 6代目 サンバー:エアスクープはAmazonで見つけた汎用品。中にメッシュを貼って、雰囲気を高めている
  • スバル 6代目 サンバー:ホイールは15インチにし、サスペンションも上げている
  • スバル 6代目 サンバー:荷室の後ろにエンジンを搭載するのがサンバーの特徴。これが“農道のポルシェ”と呼ばれる理由だ
  • スバル 6代目 サンバー:乗り心地と雰囲気重視でシートも変更済み
  • スバル 6代目 サンバー:内部は追加メーターなどを各種装備。ハンドルもエアバッグが作動するようスバル純正を流用
  • スバル 6代目 サンバー:荷室に設けられたオーディオは、自宅で眠っていたというBOSEを流用
  • 2005年式のスバル 6代目 サンバーと、オーナーの中村恭也さん
  • スバル 6代目 サンバー:フォグランプは、真ん中2つが鉢植え仕様のアイデア品
  • スバル 6代目 サンバー:スバルの六連星のロゴや各種スポンサーステッカーなど、サイズ感もこだわって製作

今でもファンが多いスバル自社生産だった最終モデル

スバル「サンバー」は、1961年に初代が登場し、2012年の6代目まで自社生産されていました。それ以降は、ダイハツ「ハイゼット」のOEM車として販売が継続されています。各社からさまざまな軽トラックやバンが販売される中、エンジンを後部床下に横置き搭載するリアエンジンレイアウトを採用したのは、自社生産時代のサンバーのみでした。初代から四輪独立サスペンションを採用するなど、走行性能を高めた設計で「農道のポルシェ」と敬意を込めて称されることもありました。

スバル歴20年になるオーナーが目指したコリン・マクレー仕様

モータースポーツが好きな方であれば、スバル「サンバー」が何を目指しているのかは、説明するまでもないだろう。スバルブルーのボディと、サイドに誇らしげに輝く六連星のロゴ。初代「レガシィ」の登場とともに、1990年から世界ラリー選手権(WRC)に参戦を開始したスバルと、その活躍を見守ったファンにとって、WRC参戦車両をオマージュしたこのデザインこそ、永遠に語り継がれる象徴である。

「レガシィなどを乗り継いで、20年ほどスバル車を所有してきました。そのため、WRCで活躍するスバルの全盛期も体験しています。それがきっかけで、ドライバーのコリン・マクレーが好きになったのです」

コリン・マクレーとは、1993年〜1998年までスバルのワークスドライバーとして活躍した有名選手である。1993年には「レガシィRS」でスバルにWRC初優勝をもたらし、1995年には史上最年少でドライバーズチャンピオンを獲得。さらにスバルにとって初のマニュファクチャラーズタイトルも獲得し、1997年までマニュファクチャラーズ3連覇を成し遂げた最大の功労者であった。しかし、2007年に不慮のヘリコプター事故で急逝。そのキレのある走りは、マクレーファンを世界中に増殖させたのだった。

前オーナーが農作業で活用した、完璧整備済みの程度良好車をゲット

中村恭也さんがサンバーを入手したのは、息子さんがスバル「レヴォーグ」を購入したことがきっかけである。スバル車の良さを再認識したことで、再び乗りたいという思いが再燃。趣味グルマとして所有するのに維持費が安いサンバーに目をつけたそうだ。

「ネット検索をして中古車販売店で見つけたのですが、人気の6代目の割に、価格が安かったのです。走行は17万キロを超えていましたが、人気の4WDで前オーナーさんは農作業で活用されていたようでした。完全ディーラー整備で記録もすべて保管されており、消耗品もしっかりと交換済みだったので即決購入しました」

当初より、コリン・マクレー風をイメージしてWRブルーにする予定だったが、購入した個体の程度が予想以上に良かったため、全塗装はせずに愛用。外装以外のプチカスタムを施しながら1年ほど楽しんだのち、ついに全塗装を決意。このブルーは、2024年9月に完成した。

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