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幻のミッドシップ&ロータリー搭載車が登場!シボレー「コルベット」50周年記念イベントで見た圧巻のスケール【クルマ昔噺】

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TEXT: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)  PHOTO: 中村孝仁(NAKAMURA Takahito)

歴代コルベットのオーナーカーが1万台が集まった誕生イベント

モータージャーナリストの中村孝仁氏が綴る経験談を今に伝える連載。今回は、2003年にシボレー「コルベット」誕生50周年を祝う全米規模のアニバーサリーイベントを取材したときの体験談をお届けします。ナッシュビルでのZZトップの生演奏、歴代モデル1万台の壮観なパレード、そして幻のミッドシップやロータリー搭載車など、コルベットの長くて深い歴史を物語る1日でした。

デトロイトショーで芽生えたアメリカ車への情熱

1989年に、生まれて初めてアメリカのデトロイトショーを取材した。デトロイトはこの年から国際格式のモーターショーに格上げされ、世界中のメーカーが出展するようになり大きく変貌を遂げた。個人的にも以来四半世紀にわたって取材をし続けた、思い出深い場所である。

そんなわけで当然ながらアメリカ車に興味を持ち、同時に造詣もそれなりに深くなっていった。アメリカでスポーツカーといえば、もちろんシボレー「コルベット」。1953年に誕生した世界でも稀有なスポーツカーだ。そのコルベットが2003年に誕生50周年を迎え、アメリカでそれを祝う大きなイベントが開催されたので取材に行った。

誕生日のアニバーサリーイベントが開かれるクルマなどそう多くはない。当時は知る限り、30周年を祝ったポルシェ「911」と、30周年以降5年ごとにアニバーサリーイベントが開催された旧型のミニぐらいなものだった。

そのイベントが開かれたのは、テネシー州ナッシュビルだ。しかし、それに先立って全米30カ所の地点からコルベットのキャラバンが組まれ、それらが目指したのは、コルベット乗りの聖地、ケンタッキー州ボーリンググリーンにある、ナショナル・コルベット・ミュージアムであった。ここでひととき羽を休め、そこからさらに約105km離れたテネシー州ナッシュビルへと向かったのだ。我々もボーリンググリーンからコルベットと共にナッシュビルを目指した。

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