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ドイツの日本車ファンを惹きつけてやまない!欧州最大のアジア車オフ会参加車両に漂うエモい昭和の匂いとは【みどり独乙通信】 

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • 竹傘が引っ張りだこのライスブレンネンのイメキャラ?
  • 日本の象徴、鳥居です。しっかり朱色
  • 右ハンドルのクラウンアスリート(170系)が珍しいというより、JAFマークにシビれますね
  • ところどころ日章旗インスパイアなグラフィックが目立ちますが、ナンバープレートの管轄は野長
  • 本当にNHKのマスコット・どーもくんは人気です
  • う〜ん、ちょっと違うかな〜なジャパン風
  • 知ってか知らずかな大阪管轄ナンバーが…。ルームミラーには、昭和らしさ満点の「ふさ」が下がってます
  • パパとママはクルマに夢中で、キッズはゲームに夢中は世界共通言語ですね
  • みんなでイエ〜イ!その1です
  • 日本でもお見かけしますよね、?な取り合わせの日本スタイルを楽しんでいらっしゃる外国籍の方
  • ゲームキャラ人気の高さも日本好きの証。ドンキーコングですが、「ホール七十七」が目立ってます
  • 「信頼性が低い」のは困ります
  • みんなでイエ〜イ!その2
  • こっちでもイエ〜イ!なのがライスブレンネンの楽しさです
  • ベトナム料理のキッチンカーは怪しいドリキソファンが営業中
  • ハイマウントリアスポイラー仕様のR33スカイラインGTS。インタークーラーが換わっています
  • 両サイドに2灯ライトを組み込んだ純正バンパー装着のR33。日本でもなかなか見ない仕様です
  • NISMOカラーの正統派R34は大宮ナンバー。FRの基準車もたくさんいます
  • ファルケンカラー風R35 GT-Rは超低空スタイルです
  • コンディション良さそうなR33ですね
  • 大阪ナンバーのR34は、Zチューン風のボンネットの4連ダクトが迫力でした
  • こちらのR33はボンネットを縦に走るストライプとサイドのストロボラインが目立ってました
  • R34のリヤウイングにゲタを履かせてハイマウント化
  • CERICAはドイツではセリカではなく、チェリカと読みます
  • ドイツでは意外にチェリカが人気です
  • 鮮やかなカラーリングの日本車コンパクトカーも数多く参加してます
  • フェアレディZ・グループも乗り込んできました
  • 気合注入!な痛車セリカ
  • 広いサーキット広場を自由に使って楽しんでいます
  • 伝統のB5版自動車総合誌のカートップが誇らしげでした.2024年の10月号
  • なんだと思ったんでしょうね?気になります
  • この手のカスタマイズも日本の昭和テイストなのでしょうか

サーキットに溢れる昭和感漂う日本車とベトナムのドリキンファン

ヨーロッパ最大規模のゆる~いアジア車のオフ会『ライスブレンネン』へ今年も参加した、ミュンヘン在住のモータージャーナリスト・池ノ内みどりさん。主催者さえも参加台数を把握し切れていないという程の数の日本車で溢れる会場は、連日、大渋滞で身動きとれず。サーキットの広大な敷地を歩いての取材は、連日2万歩超え。膝に手を置いてヒーヒー言ってると……。

ドイツの若い世代の日本車ファンを引きつける昭和の匂い、健在!

ラウジッツリンクというサーキットの広大な敷地で開催されるゆる~いオフ会。参加者の大半はキャンプをしながらこの週末を楽しんでますが、とにかく参加台数が多いので、その分キャンプ場も広大。できるだけ多くのオーナーさんの車両を見せて頂きたく、毎日2万歩以上を歩きまわりました。

とくに一番遠いキャンプ場までをヒーヒー言いながら歩いていると、途中で「乗って行く~?」と誘ってくれた参加者の方もいて、神に会えたと感じました。パドックにショップコーナーやイベント広場、フードトラックエリアなどが集中していて、そこにも数多くの車両が展示されています。

色々なオーナーさんの愛車の車内を見せて頂くなかで、ドアを開けた途端に日本の昭和のニオイがするのにはとてもエモく感じますね。クルマは既に30年、40年と経っているのですが、あの独特なニオイはずっとドイツのオーナーさんの元でも健在です。

多くのオーナーさんは愛車よりも若い世代なのですが、それでも彼らはこのニオイを『懐かしい日本のニオイ』と感じるようで、決して不快だとは思わずそれよりも日本を感じて嬉しいと聞き、とてもフシギな感覚に陥ります。

ベトナム料理屋台の「ドリキソ Keiichi Tsuchiya」とは

フードトラックが並ぶエリアには、ベトナム料理のキッチンカーが1台出店しています。昨年気づいたのですが、ナゾのメッセージが記載されているので、今年は勇気を振り絞ってお店の方に聞いてみました。そこに記載されているのは『ドリキソ Keiichi Tsuchiya』。なんでドリキンの名が⁉ それも良く見てみると、「ドリキン」ではなく「ドリキソ」(笑)。ベトナム人の女性店主さんに伺うと「とくに意味はなく、ネットから拾った」と笑って、ドリキンの意味もわからないんだとか(笑)。その割には去年もお店にはドリキンの文字が記載されていましたけどね。

日産GT-Rやスカイラインが集合して撮影大会になっていたのに遭遇したのですが、はっきり言って日本でもこんなに数多くのGT-Rやスカイラインを見たことがありませんので、めちゃくちゃ驚きました。ほかにもこのイベントの週末にはセリカのオーナーさん達の集合写真撮影にも遭遇し、あちらこちらで楽しそうな交流を見掛けしました。

みなさんの悩みの種はなんと言ってもパーツの入手。同メーカーの代用品がある場合は良いのですが、それ以外では旧車オーナーのパーツは非常に難しいようです。日本のヤフオクやアメリカのインターネットサイトやebay等を中心に探したり、このようなイベントで情報交換をするのにとても良い機会だそうです。とくにドイツの日本車オーナーさんたちの大半がDIYで地道に整備やチューニングをすることもあり、業者任せにせずなるべく自分で探して費用を抑える工夫には感心するばかりです。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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