ラリー初心者コンビを後席から先輩がサポート
デイラリーシリーズが始まった10年以上まえから、KANTOチームは常に参戦を続けてきました。定例のイベント参戦のため、1年生で運転免許をもっていない人も多々いるなかで、とりたてほやほやの18歳のふたりを参戦クルーに急遽抜擢することになりました。
「参戦しなさい」との宣告後、1週間も経たぬふたりでしたが
「今回は完走できることを目標に走ります……」
と、何がどうなるかという思いが渦巻くまま初戦スタート。しかし無事に完走後を果たし、当然ながら実体験からのしっかりとした手応えを得ました。
「初参加ですが、とくにこれといった大きなミスもなくゴールできました。小さいミスはいろいろあっても、そんなに慌てませんでした。まあまあ良かったと思います。やっぱりタイムが合うと『ヤッタ!』 という気持ちになる。そこに楽しさがありますね」
とコドライバーの宮崎さん。
コドライバーから指示された速度をこなし続けるドライバーの當間さんは
「何秒早いよ、と言われればちょっと速度を落とす。タイムがちょうどいい走りになったら、OKそのままキープと言われたりする。こうやってチェックポイントにゼロゼロ(指定タイムとの差)でいけると気持ちいいっす!たぶん先輩の手厚いフォローのお陰ですよ。デイラリーには、トイレ休憩をとったりする時間を安心して組み込めるレスト・コントロールカードがあります。これもうまく使ってもらえたんです」
と後部座席の先輩渡邉さんを気遣う言葉もありました。
「いろいろ失敗しています。リベンジしてもう1度出てみたいのは確かですね」
とも語りました。
お手軽に参加できるデイラリー。楽しいコミュニケーション育成にも通ずるラリー競技の側面を目の当たりにしたような、達成感あふれる若者たちでした。


































