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会場がザワついた衝撃の1台!GT-Rにしか見えない実車版“チョロQ”の正体

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • スズキ ツイン:インテリアやエンジンはノーマルのままというギャップも面白い
  • スズキ ツイン:クルマの製作工程は、まずレンダリングに必要となる実車を3Dスキャナーでコンピュータに取り込む作業から始まった
  • スズキ ツイン:バンパー、フェンダー、ボンネット、テールまわり、トランクフード、リヤスポイラーなどをR32GT-Rのデザインに落とし込んだ。ヘッドライトなどはサイズの関係でデフォルメが不可能だったため、バンパーと一体成型で製作し、ライト部分のみをクリアにしてLEDプロジェクターを取り付けている
  • スズキ ツイン:東京オートサロンの会場までは自走で来たというから驚きだ
  • スズキ ツイン:トランクについても、もともとのベース車には存在しないものだったため、それっぽく見えるように下まわりにアングルを組んでボディをマウントできるように工夫した
  • スズキ ツイン:エアサスタンクのマウントの仕方やラインワークも、魅せるための妥協はしない
  • スズキ ツイン:単なる「張りぼて」にするのではなく、しっかり走れるだけの強度も考慮されている
  • スズキ ツイン:東京オートサロンの会場までは自走で来たというから驚きだ
  • スズキ ツイン:ワイドボディ感をより強調させたデザインも、デフォルメカーには重要な要素だ
  • スズキ ツイン:CGによってミニR32GT-Rとしてデザイン化。正確な寸法まで割り出し、完全に装着可能なボディキットにするべく、取り付け位置も含めて設計する。それをCNCマシン(数値制御による精密工作機械)に読み込ませてボディの原型を削り出し、FRPを巻いてCGのデザインとおりのボディを完成させた
  • スズキ ツイン:「Dr.スランプ アラレちゃんに登場するような、チョロQみたいにデフォルメしたクルマの実車版があったら面白いかも」というノリで提案された
  • スズキ ツイン:世にも珍しい「R32GT-RチョロQ」は、すでにナンバーも取得済みだ

自走で会場入りしたナンバー付き“チョロQ風GT-R”

千葉家で開催された東京オートサロン2026の会場で、思わず2度見してしまうクルマに出会いました。小さなボディに、見覚えのある日産BNR32型「スカイラインGT-R」のフェイス。まるでチョロQがそのまま実車になったような姿で、ブースの前には常に人だかりができていました。SNSでも大きな話題となったこのクルマのベース車を知るとさらに驚かされます。見た目だけでは終わらない、このクルマの正体とは何なのでしょうか。

仕掛け人はパンデムとロケットバニー

東京オートサロン2026で、衝撃的なマシンに遭遇した。見た瞬間に「アレ!?」との声が数多く聞こえてきた。それはカスタムカー好きであれば、誰もがその存在を知るエアロパーツブランド「ロケットバニー」の生みの親であるTRA京都ブースに置かれていた、小さなBNR32スカイラインGT-Rルックのデフォルメカーだ。その姿は「まるでチョロQの実車版」であり、会場を訪れた誰もが足を止めてスマホで撮影するほど。すでにSNSでも「すごい作り込みだ」と大反響を呼んでいる。

注目を集めたこのミニGT-Rは、数々のスポーツカーにワイドボディキットをプロデュースしてきた「パンデム」が提案したものだ。デザイナーであるTRA京都の三浦慶三氏との間で、冗談のようで半分本気なカスタム談義をするなかで、「(マンガ)Dr.スランプ アラレちゃんに登場するような、チョロQみたいにデフォルメしたクルマの実車版があったら面白いかも」というノリで提案された。すると、三浦氏のなかに「ベースの形から考えると、2シーター軽自動車のスズキ・ツインならそれっぽく作れるかもしれない」というひらめきが舞い降りた。そしてノリでレンダリングしてみると「これはイケる! 面白そうだ!」となり、本気で製作することになった。

ベース車はまさかのスズキ「ツイン」

ベースは、スズキが2003年から2005年にかけて発売した2人乗りの軽自動車「ツイン」。デフォルメカーとして即座に「これでイケる」と決めた勘も鋭いが、いくらデフォルメとはいえ、あのR32GT-Rに仕立ててしまうのは普通では想像もつかない。それを実際にやってのけるのが、パンデムとロケットバニーの凄さといえるだろう。

このクルマの製作工程は、まずレンダリングに必要となる実車を3Dスキャナーでコンピュータに取り込む作業から始まる。そのデータベース上で、CGによってミニR32GT-Rとしてデザイン化。正確な寸法まで割り出し、完全に装着可能なボディキットにするべく、取り付け位置も含めて設計する。それをCNCマシン(数値制御による精密工作機械)に読み込ませてボディの原型を削り出し、FRPを巻いてCGのデザインとおりのボディを完成させるのだ。

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