限定499台だからこそ生まれる希少価値
今回RMサザビーズのアブダビ・オークションに出品されたのは、2シーターの「モンツァSP2」、その2022年モデルだ。フェラーリはこのSP2とSP1を合計して499台を限定生産しているが、いかにセレクトされたカスタマーであっても、その両方を同時に購入することはできなかった。
つまりこのオークションは、新たにモンツァSP2を入手することを考える者はもちろん、あるいはSP1をすでに所有しながら、さらにSP2をコレクションに加えたいと考える熱狂的なフェラーリのコレクターにとっても、大いに気になるものだったことは容易に想像できる。
ちなみにRMサザビーズがオークション前に掲げた予想落札価格は225万ドル~275万ドル(邦貨換算約3億4785万円~4億2515万円)。新車価格は2018年の発表時には158万ユーロ(邦貨換算約2億698万円)とされていたから、その価値は確実に、そして大きく高まっていることが理解できる。
オークションで示された現在のモンツァSP2の市場評価
出品されたモンツァSP2は、グリジオ・ティターニオ・メタリッツァート(シルバーメタリック)のボディカラーに、ネロ(ブラック)のアクセントが施されたロッソ(レッド)を基調としたインテリアを組み合わせたもの。2021年10月に生産が終了した後、新車でドバイのカスタマーにデリバリーされた記録が残されている。
走行距離はわずかに812km。レザーとカーボンで製作されたフェラーリ・ブランドの専用ヘルメットを始め、純正のバッテリー・チャージャー、オーナーズマニュアルなども備わる、まさに新車と変わらないコンディションが保たれていた。最終的に落札価格は253万6250ドル(邦貨換算約3億9210万円)という数字を記録。フェラーリのIconaシリーズに対する注目度は、これからも変わることはなさそうだ。

























































































