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新型アルファ ロメオ「トナーレ」発表! 中田英寿流「感性の哲学」はクルマ選びに通ず!!

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TEXT: AMW 小檜山耕平(KOHIYAMA Kohei)  PHOTO: AMW 小檜山耕平(KOHIYAMA Kohei)/Stellantis  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • アルファ ロメオ トナーレ:新色のボディーカラー「モンツァ グリーン」はヴェローチェの専用色となる
  • アルファ ロメオ トナーレ:
  • アルファ ロメオ トナーレ:盾形グリル「スクデット」を刷新し、1930年代のグランプリカー「P3」にルーツを持つ開口部「アゾレ」を初採用したフロントフェイス。
  • アルファ ロメオ トナーレ:リアの「トナーレ」レタリングバッジは従来のシルバーからダークカラーへ変更。フロント・リアのエンブレムはモノクローム仕様を採用した。
  • アルファ ロメオ トナーレ:新世代アルファ ロメオのアイデンティティを象徴するモノクロームエンブレムが、リアスタイリングに端正な佇まいを際立たせている。
  • アルファ ロメオ トナーレ:兄弟車である「JUNIOR」の人気色だった「ブレラ レッド」が新たにカラーラインナップに加わった
  • アルファ ロメオ トナーレ:全長を10mm短縮し、前後トレッドを左右4mmずつ拡大することで、取り回しやすさと走行時の安定感を両立した
  • アルファ ロメオ トナーレ:刷新されたフロントバンパー。面積を拡大し、端部にかけて角度を持たせた造形により、従来モデルより筋肉質な印象を生み出している。
  • アルファ ロメオ トナーレ:「33 Stradale」から着想を得た三つ葉モチーフの20インチホイール「フォリ」。広い空間が力強さとスポーティさを演出する(ヴェローチェグレードのみ)。
  • アルファ ロメオ トナーレ:スクデット横に配された「アゾレ」はエアインテークとして機能しながら、スポーティな印象を際立たせる意匠としても存在感を放つ
  • アルファ ロメオ トナーレ:新型トナーレを横に語り合う中田英寿氏(写真中央)と黒川信一氏(写真右)
  • アルファ ロメオ トナーレ:中田英寿氏は「感性は養わないと退化する。トレーニングすると良くなっていく」と語った
  • アルファ ロメオ トナーレ:「幸せっていうのは、自分が選んだって思えたこと」と語った中田英寿氏。感性で選ぶクルマというアルファ ロメオの哲学と深く共鳴した言葉だった

数値だけでは語れない新型アルファ ロメオ「トナーレ」は「感性で選ぶ」新しいラグジュアリー!

ステランティス ジャパンが2026年3月17日、ミドルサイズSUVのアルファ ロメオ「トナーレ」の新型モデルを全国のアルファ ロメオ正規ディーラーで発売開始しました。価格はエントリーグレード「スプリント」が599万円からです。これまでのモデルとの最大の変化はフロントフェイスで、1930年代のグランプリカー由来の新意匠「アゾレ」を初採用し、盾形グリル「スクデット」も刷新しました。マイルドハイブリッドシステムのエンジン制御も見直され、0〜100km/h加速は従来の8.8秒から8.5秒に短縮されています。ジャパンプレミアの夜には、スペシャルゲストとして元サッカー日本代表の中田英寿氏が登場し、イタリアで培った感性論や「自分で選ぶことの大切さ」を語りました。数値だけでは語れないイタリア発の新しいラグジュアリー、その全貌をレポートします。

アイコンの盾型グリル刷新などで存在感際立つ!
さらに走りに磨きをかけ操る人の感性を刺激!!

トナーレとはイタリア・アルプスに実在する標高1883mの山岳峠の名称だ。標高2758mのステルヴィオ峠を冠したSUV「ステルヴィオ」とは、標高差がそのまま車格の差を表している。そんなアルファ ロメオ「トナーレ」がマイナーチェンジを遂げた。最大の変化はフロントフェイスだ。ブランドのアイコンである盾形グリル「スクデット」は、2023年に世界33台限定で発売した「33 Stradale(トレンタトレ ストラダーレ)」にも通じるクラシックな造形を現代的に解釈し直し、より立体感と存在感のあるデザインへと生まれ変わった。

さらに、1930年代のグランプリカー「P3」にルーツを持つ4つの小さな開口部「アゾレ」を初採用した。エアインテーク(空気の取り入れ口)として機能しながら、スポーティな印象を際立たせる意匠としても魅力的だ。ボディ寸法にも手が入っており、全長を10mm短縮しつつ前後トレッドを左右4mmずつ拡大。取り回しやすさと走行時の安定感を高次元で両立している。

走りにも磨きがかかった。1.5Lガソリンエンジンと48Vモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムのエンジン制御を見直し、0〜100km/h加速を従来の8.8秒から8.5秒へと0.3秒短縮した。また、可変バルブタイミングの調整や、高いギアへのシフトタイミングを早める制御により、街中から高速道路まで滑らかで力強い加速が楽しめる。

グレードは2種類を展開する。ファブリックシートや18インチホイールを備えたエントリーグレード「Sprint(スプリント)」と、三つ葉デザインの20インチホイール(通称フォリ)やレザーシートをまとった上級グレード「Veloce(ヴェローチェ)」だ。ボディカラーは全5色を展開。新色「モンツァ グリーン」はヴェローチェ専用色で、光の角度や環境によって表情を変える深みのある緑が特徴だ。「ブレラ レッド」はアルファ ロメオらしい情熱的な赤をまとう人気色で、今回新たにトナーレのラインナップに加わった。

中田英寿「感性はトレーニングで磨く」という哲学は、数字だけで選ばないクルマ選びに通ずる!

ジャパンプレミアの夜、ステージに招かれたのが元サッカー日本代表・中田英寿だ。2006年の現役引退後、15年以上にわたり全国47都道府県を巡り続け、日本酒・工芸・農業を軸とした文化発信に取り組んでいる。2015年には株式会社ジャパンクラフトサケカンパニーを創業し、日本の「ものづくり」の本質を世界へ届ける活動を続けている。また、サッカーでの活躍を通じたイタリアと日本のスポーツ文化交流やサッカー界への貢献が高く評価され、イタリア政府よりイタリア共和国功労勲章(カヴァリエーレ)を受章している。

中田氏とアルファ ロメオをつなぐキーワードのひとつがイタリアだ。21歳で世界最高峰のプロサッカーリーグ「セリエA(セリエアー)」に渡り、20代をほぼイタリアで過ごした同氏は、試合のない日にはワイナリーを巡ったり、本場イタリアのオペラに触れながら、自らの感性の土台を築いてきたという。「今の僕の生活は全てイタリアが育てたんじゃないかな」と振り返るその言葉には、豊かな文化が日常に溶け込んだ風土への深い愛着があった。

その感性は、ものの選び方にも表れている。アルファ ロメオのブランドヘッドを務める黒川信一氏との対談で「ものを選ぶ基準は何か」と問われた中田氏は、ためらいなくこう答えた。

「直感がほぼほぼですね。でもその直感に至るまでの経験と時間には、すごい情熱をかける」

中田氏にとっての「直感」は、生まれ持ったセンスではない。美術館へ足を運び、デザインや建築を見続け、工芸家の工房に何度も通い、農家や酒蔵を訪ね歩いて蓄積された感覚値の結晶だ。「感性っていうのは養わないと退化する。トレーニングすると良くなっていく」。スポーツを源流とする鍛錬の哲学は、現役引退後のライフスタイルにもそのまま引き継がれていた。

これはクルマ選びにおいても大切なことだろう。カタログのスペックや価格だけを比べていても、クルマの本質的な良さはわからない。実際に乗り込み、ステアリングを握り、走り出した瞬間の感覚が、すべてをもの語る。感性を磨いてきた人間ほど、その違いに気づくものだ。

ものづくりへの眼差しも、中田氏とアルファ ロメオは同じ方向を向いていた。「イタリアも日本も、ものづくりに関してすごい情熱をかけている。その中には効率からは非常に遠い、非効率というものがある」と中田氏は語る。アルファ ロメオの黒川氏も「乗った人がどれだけ感動できるのか。そこが重要なブランドです」とそれに応じた。数値や効率では割り切れない部分にこそ、人の心を動かす本質がある。

効率や数値で測れない自分が鍛えた「感性のモノ選び」こそ、トナーレが持つ新ラグジュアリーと合致

対談の最後、中田氏は人生が充実して幸せな状態であることを意味する「ウェルビーイング」についてこう語った。

「幸せっていうのは、自分が選んだって思えたことだと思うんです。情報量が増えて、どんどん自分の考えがなくなって、個というものがなくなっていく可能性がある。だからこそ、自分がちゃんと自分と向き合って、何を選択して生きていくのかを考えないといけない」

効率や他者の評価ではなく、自分の感性で選び、没頭できる時間をつくること。アルファ ロメオが新型トナーレで追求した「没入感」という価値は、まさにその言葉と重なる。ドライブに集中することで日常の雑踏が消え、目的地に着いた時には走り出す前よりも少しだけ前向きになった自分がいる。それが、アルファ ロメオの考える新しいラグジュアリーの形なのかもしれない。

スペックの進化と、感性に訴えかけるデザイン。新型トナーレは「美しき情熱が進化する」というコンセプトのとおり、数値では測ることのできない豊かさで、ドライバーの感性を磨いてくれる一台になってくれるはずだ。

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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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