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絶景ドライブ! トヨタ「ハイラックス」でコロンビア川をゆるゆると。オリンピック半島のキャンプ場は激混みでした──米国放浪バンライフ:Vol.22

絶景ドライブ! トヨタ「ハイラックス」でコロンビア川をゆるゆると。オリンピック半島のキャンプ場は激混みでした──米国放浪バンライフ:Vol.22

投稿日:

TEXT: 牧野森太郎  PHOTO: 牧野森太郎

空き時間を過ごすキャンプ場、勘違いで悲しいことに……

しかし、最初の目的地に入るのが希望よりも先になり、2、3日時間を持て余すことになってしまった。しかも、また雨である。せっかくゲーリーに修理をしてもらったが、しとしとと長雨に降られて、またじわりと雨漏りが始まった。

どうせなら早く行ってしまおうと検索すると、同じクイノールト湖にフォールズ・クリーク・キャンプグラウンドというのが見つかった。ウィラビーのすぐ近くだ。それをうまい具合に2泊、押さえることができた。これで国立公園により長く滞在できる。

ところが、朝、「ドル」に乗り込みナビを設定しようとして愕然とした。なんと、フォールズ・クリークではなく、一文字違いの「フォール」・クリーク・キャンプグラウンドを予約してしまったのだ。現地は遥か彼方のケンタッキー州である。これには血の気が引いてしまった。

雨漏りはするわ、当日の宿が決まらないわ、という絶体絶命の窮地に立たされて、気持ちがガクンと落ち込んだ。これが2回目のスランプだった。

6月18~19日 オーシャンシティ・ステートパークに飛び込みキャンプ

痛む胸を押さえ、これも試練だと自らを奮い立たせ、ドルと一緒にオリンピック半島南端を西に向かった。運悪く土曜だったため、飛び込みで入るキャンプ場はどこもいっぱいだ。そして、夕刻、何とか海岸沿いのオーシャンシティ・ステートパークに空いているサイトを見つけることができた。200以上もあるサイトのうち、残っていたのは6つだけだった。

チェックインすると、ようやく天気も回復した。ビーチに出ると気持ちのいい景色が広がっている。ピクニックテーブルの上に乗って、自分で雨漏りの修理も行った。

ゆったりと2泊するうちにスランプから抜け出し、翌日からのオリンピック国立公園を目指す意欲が沸いてきた。

■「米国放浪バンライフ」連載記事一覧はこちら

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  • 牧野森太郎
  • 牧野森太郎
  • アウトドア誌、ライフスタイル誌などの編集長を経験。2001年にアメリカでキャンピングカーを購入して以来、国立公園を訪ねることをライフワークとする。著書に『アメリカ国立公園 絶景・大自然の旅』『自分自身を生きるには 森の聖人ソローとミューアの言葉』(ともに産業編集センター)がある。カリフォルニア州シェラネバダ山脈のジョン・ミューア・トレイルを計30日かけて踏破したレポートがデルタ航空機内誌「sky」に掲載され、カリフォルニア観光局のメディア・アンバサダー最優秀賞を受賞。
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