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発売直前ホンダ新型「ZR-V」で900キロ燃費試乗! 燃費最良モデル「e:HEV・FF」の実測値は?

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: 雪岡直樹/AMW編集部

ホンダらしいスポーティな走りが楽しめるミドルサイズSUV

2月中旬に開催された関西最大級のカーイベント「大阪オートメッセ2023」は3日間で総来場者数20万人を超える盛況だった。AMW編集部ではその取材で大阪に出張するにあたり、ホンダ「ZR-V」と「ステップワゴン」、それにジャガー「Fタイプ」の3台の広報車を借りて、ドライバーチェンジしながら大阪までロングドライブ試乗も行なった。今回はZR-Vのレポートをお届けする。

セダンからの乗り換え組にお勧めできる大人のSUV

2023年4月21日(金)に発売が予定されているホンダの新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」。パワートレインは1.5L直4直噴VTECターボのガソリンエンジン仕様と、2.0L直4直噴エンジンに発電用モーターと走行用モーターを組み合わせるハイブリッド「e:HEV」仕様で、それぞれFFと4WD仕様がラインナップされる。

今回の試乗車はe:HEV×FFのスタンダード仕様「X」で、車両本体価格は329万8900円(消費税込)。それにホンダアクセスの純正アクセサリーが満載されたスペシャル仕様だ(アクセサリーについては別記事で詳細をレポートする)。この仕様のカタログ燃費はWLTCモードで22.1km/Lと、ZR-Vの全ラインナップ中、もっとも優れた数値となっている。

AMW編集部が集合したのは東名高速の海老名SA下り。スポーツカーとミニバンとSUV、形のまったく異なる3台が並んだ。ZR-Vの「バーチカルフロントグリル」がブラックアウトされた控えめなフロントフェイスと、シックな新色「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」は、大人向けの落ち着いた佇まいを見せる。昨今の押し出し感の強いデザインのSUVは敬遠してしまう人にはしっくりくるだろう。

コクピットに乗りこむとドライビングポジションも一般的なSUVとは違い、シートに深く身を沈めるような姿勢だ。これはヒールポイントを高く設定してヒップポイントとの高低差を少なくすることで、足を前方に伸ばしてペダルをスムーズに踏み込めるセダンライクな乗車姿勢としているのだそうだ。相対的に着座位置が低いと感じるかもしれないが、アイポイントはしっかり高めに設定されていてボディの見切りも良好だ。

ライントレース性の高い走りはまるで「シビックSUV」

走り始めはEVモードで非常に静かだ。141ps/182Nmのエンジンと184ps/315Nmのモーターのハイブリッドで、高速レーンに乗ってからの加速も力強い。また、エンジンが作動していても音が気にならないのも印象的だった。試乗車はオプションの19インチホイールにヨコハマのBluEarth-GT AE51タイヤ(235/45R19)を履いていたが、ロードノイズもおとなしめだ。

サスペンションは他のSUVよりやや硬めのセッティングだがよく動き、コーナリングのロールも加減速時のピッチもリニアな反応をみせる。ステアリングセンターの手ごたえ(N感)がしっかりしているのも好感で、重心が低いように感じられるドライビング感覚もセダン感覚に近いといえるだろう。

ステアリングコラムに付いているパドルは、CVTを疑似的にギヤチェンジさせるものではなく、ブレーキの回生度合いをコントロールするもの。高速道路や国道を巡航しているとき、前方が詰まってきたらパドルをパカパカっと操作して減速するのはなかなか楽しい。

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