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「マンザナー強制収容所」で第二次大戦中の悲劇を偲び、旅は終盤へ! カーピンテリア・ビーチに行くとフリーキャンプの天国でした──米国放浪バンライフ:Vol.32

「マンザナー強制収容所」で第二次大戦中の悲劇を偲び、旅は終盤へ! カーピンテリア・ビーチに行くとフリーキャンプの天国でした──米国放浪バンライフ:Vol.32

投稿日:

TEXT: 牧野森太郎  PHOTO: 牧野森太郎/Ansel Adams

7月17日 老ヒッピー作家に再び会いたくなる

トレイルを歩いたり本を読んだりするうち、思い立ってジェイにメールを打ってみた。旅の最初にオーハイ近くのキャンプ場で出会ったヒッピー作家である(連載Vol.04)。明日は、彼に会ったレイク・カシータスに宿泊する予定になっている。まだ、あの近くにいるなら、もう一度会ってみたかった。

彼からの返信が来たのは、午後5時、どこかでフリーキャンプをしようとクルマを止める場所を物色しているときだった。

「今、カーピンテリア・ビーチ・ステートパークにいる。夜は少し寒いけど、みんなタダで泊まっているよ。興味があるなら来てみたら」

調べると100km以上先だが、無性に行ってみたくなった。「ドル」を走らせ、ジェイがいるビーチに向かった。結局、この日は500km近く走った計算だ。

ビーチサイドのキャンプ場は「住んでいる人」だらけ

海に沈む夕陽を追いかけながら疾走し、午後8時半、なんとかサンセットに間に合った。携帯を見ると、「もう寝るから、明日、会おう」というジェイからのメッセージが届いていた。

ビーチに着いて驚いた。ステートパークのキャンプ場のはずなのに、「住んでいる」人たちでいっぱいだ。これはホームレスなのか、キャンパーなのか? もしかしたら、フリーキャンプのパラダイスなのかもしれない。

ジェイが言うように、海からの風が少し冷たい。「ドル」とのキャンプも今日と明日の2日を残すだけになった。久しぶりにパーカーを着て、夕暮れの海岸を散歩してみた。

■「米国放浪バンライフ」連載記事一覧はこちら

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  • 牧野森太郎
  • 牧野森太郎
  • アウトドア誌、ライフスタイル誌などの編集長を経験。2001年にアメリカでキャンピングカーを購入して以来、国立公園を訪ねることをライフワークとする。著書に『アメリカ国立公園 絶景・大自然の旅』『自分自身を生きるには 森の聖人ソローとミューアの言葉』(ともに産業編集センター)がある。カリフォルニア州シェラネバダ山脈のジョン・ミューア・トレイルを計30日かけて踏破したレポートがデルタ航空機内誌「sky」に掲載され、カリフォルニア観光局のメディア・アンバサダー最優秀賞を受賞。
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