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41馬力アップ! BMW「M3 CS」はわずか30台のみ導入。約20キロのダイエット方法とは

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TEXT: iconic  PHOTO: BMW AG

ハイパフォーマンスセダンをさらに高性能化

BMWは「3シリーズ」のハイパフォーマンスモデルである「M3」をベースにさらに高性能に仕立てあげた、世界限定1500台の特別なモデル「M3 CS」を登場させた。

普段使いもできる、軽量化とパワーアップを果たした「サーキットマシン」

BMW M社が手がける、サーキットでの本格走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」であるM3。ベースとなったM3 コンペティション M xDriveは、FRのみだったM3に追加(2021年)されたM3として初の4WD仕様である。

M3 CSはそのハイパフォーマンスモデルをベースに、約20kgの軽量化や約40psのパワーアップなどにより、走行性能をさらに向上させている。ちなみに、車名のCSはCompetition Sport(コンペティション スポーツ)の略である。

エンジンはM3に搭載される最高出力510ps/最大トルク650Nmの3L直6ツインターボ(S58)をベースに、ブースト圧を1.7barから2.1barにアップさせることで最高出力を41ps向上させた551psに。ベースモデル同様にドライブロジック付き8速ATを組み合わせている。

エクステリアはボンネットなどにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用することなどにより軽量化が図られた。また、CFRPはキドニー・グリルやエア・インレット、ディフューザーなどにも用いることで、ハイパフォーマンスモデルらしいスタイルも強調している。

BMW M3CS

シャシーではポールジョイントを4カ所増やして14カ所とすることで、路面追従性やダンパーのレスポンスが向上。さらに、専用サスペンションや専用スタビライザー、Mカーボン・セラミック・ブレーキを装着することで、サーキットにおいて究極のドライビング性能を発揮するという。また、これらによって0-100km/h加速はベースモデルより0.1秒速い3.4秒とした。ちなみにFR(2WD)モデル比では0.5秒の短縮となる。

インテリアはブラックを基調にレッドを差し色とし、トリムをはじめとしたパーツにカーボンを用いたスポーティな仕立てだ。コントラストステッチを施したサポート性の高いMカーボン・バケット・シートや専用CFRP製センターコンソール、センターマークの入ったMアルカンターラ・ステアリングなどを装備。もちろん、これらのパーツは軽量化にも貢献する。

また、ベースの3シリーズセダンの居住性の高さも活かされており、後席は大人3人が座れるスペースを確保、4ドアの使い勝手の良さとも併せ日常使いにも対応してくれる。

世界限定1500台のうち、日本では30台を販売。BMWオンライン・ストア限定で、価格は1998万円(消費税込)。残念ながら、注文の受付は終了しているが、30台のみのため、注文数が上回った場合には厳正な抽選により7月初旬までに当選者が決定するとのことだ。納車開始は2023年第3四半期以降の予定となっている。

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