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2000馬力のダッジ「バイパー」!?「コルベットと違って優秀じゃないのが魅力」というオーナーのこだわりのカスタムとは

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

「集まれ!カーマニア in 東金2023」に現れた大迫力のアメリカン・マッスルカー

千葉県東金市のATARIYA東金店駐車場で毎月最終日曜に開催されている「集まれ!カーマニア in 東金2023」は、ノンジャンルのカーミーティング。事前エントリー不要、自由参加でいつ来場して帰ってもOKというフリースタイルだ(2023年8月以降は会場工事につきしばらく休止)。今回は、圧倒的な迫力を漂わせるアメリカン・スポーツカー、ダッジ「バイパー」のオーナーに話を聞いてみた。

カタログスペック上2000馬力を発揮するツインターボユニット搭載

ミーティング会場で見るからに只者ではないオーラを放っていた、2002年式ダッジ バイパーGTSファイナルエディション。オーナーのタカさんによると、以前のオーナーがショーカーとして製作した、カタログスペック上では2000hpを発揮できるツインターボキットをV10エンジンにセットしたモンスターマシンだという。

「バイパーの仲間内で有名な人が作ったクルマなんですよ。日本で最高馬力のアメ車を作りたいとエンジンをアメリカに送ってターボチューンしてもらって、当時は2000hpなんて言われてたんですよ。そのクルマを内々で買わないかっていう話になって手に入れたんですが、ショーカーとして使われていたので、電気系、ストロボなどを外したり熱対策をしたりとかなりリメイクして乗れるようにしています」

フルブースト&NOSはまだ未体験

サーキットも走るというタカさん、その言葉どおりショーカー状態から走れるクルマにするために、自身でもかなり手を入れている。まず冬場でも5分ぐらいで水温100度を越えてしまうという熱対策のため、3層のアルミ特注のラジエターを装着し、さらにエア抜きのダクトを自身でデザインしたというファイバー製のボンネットを取りつけるなど、各部に手を入れている。そして、現在行っているのがモーテック関連の作業だ。

「いま、ターボのブーストが0.25なんですよ。モーテックパワーのダイヤルが1から7まであるんですが、それが機能していなくて。体感だと今は700hpくらいしか出ていない感じで。もともとキットを組むと2000hpと言われていて、シャシダイで実測1300hpくらいみたいなんですが、そのパワーは出したことがないんですよね。それでモーテックの再セッティングの予約をしていて、メーターもモノクロからカラーに換えようと思っているんです。そうすればブーストで1000hpまで持っていって、NOSをプラスとして約300hpアップで1300hp出る予定なんですが」

初代モデルのマッシブなボディラインが好み

モーテックのセッティングの他、サーキットで強いブレーキングをするとフロントブレーキがロックしてしまうためブレーキと足まわりのセッティングなど、やることはまだ残っているそうで、このバイパーの走りをフルで楽しめるのはもう少し先のことになるようだ。ところでタカさん、この現在所有しているジェネ2(初代の後期型)以前にもジェネ4(2代目の後期型)のバイパーを所有していたそうで、そこまでバイパーにこだわるのは何故なのだろうか。

「前に2008年のジェネ4って言われる600hpのクルマを4年ぐらい乗っていて、バイパー歴はトータル10年ぐらいです。600hpはトルクがありますけども、やっぱり物足りなくなっちゃって。それと、最初にモーターショーで見たマッチョな感じが好きなんですけど最近のバイパーにはないんで、わざわざジェネ4からジェネ2のツインターボを購入したんです。もし次に購入するとしても、ジェネ2がいいですね。快適で荷物積んでドライブなんていったら、もうそれはコルベットのほうが優秀ですけど、バイパーは優秀じゃないのがまた魅力なんですよね」

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