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ウェッズの日本初アルミ鍛造3ピースホイールが復活! なつかしの日産「サニー」が履いていた「レーシングフォージ」とは

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)

  • サスペンションは、フロントがNISMO 3次仕様ストラット、オリジナルAアームで、リアがNISMOレース専用ガスショック、NISMO 3枚リーフだ
  • 1977年に登場したRACING FORGは、当時のマイナーツーリングシーンでB110型/B310型サニーやKP61型スターレットなどへの装着率が高かった
  • 外装のドレスアップメニューは、NISMOのFRP製ボンネット、オーバーフェンダー、トランクフードといった内容
  • マフラーはサイド出しで、亀有製77mmピストンやライジング製コンロッドなどが組み込まれたエンジンが豪快な排気音を奏でる
  • ホイールはweds RACING FORG NRで、タイヤはADVAN A005 SLICKだ。サイズはフロントが210/500R13、リアが230/500R13だ
  • TOKYO AUTO SALON 2024で展示されたB110型のRACING FORG TORII SUNNYの他、同じカラーリングのB310型とブラックのB310型も存在(いずれもRACING FORGを装着)
  • RACING FORG TORII SUNNYはクラシックカーレースのJCCAで走っている車両なので、インテリアもレーシーだ
  • オートルックバケットシート、4点式ロールケージ、RACING FORGステアリング、スミス製タコメーター、水温計、油圧計などを装備
  • NISMOオプションクランクを持つA12改エンジンの排気量は1300ccで、最高出力は180ps/9000rpm。NISMOオプションヘッドを装備しており、バルブはIN40mm/7mmステム、EX33mm/7mmステム
  • 創立60周年記念事業のひとつとして復活させたRACING FORGを履いた日産「サニー」

ウェッズのホイールを履いたサニーに注目

ホイールメーカーとして有名なウェッズが国内初の鍛造3ピースホイールを現代の精密/精巧な技術で再現した「RACING FORG(レーシングフォージ)」を装着した1973年式の日産「サニー」を展示しました。詳細を紹介します。

ウェッズの歴史を象徴する懐かしのホイール

TOKYO AUTO SALON 2024が1月12日~14日までの会期で開催された。会場は、これまでと同じように幕張メッセだ。1983年に東京エキサイティングカーショーとしてスタートした当初はチューニング/ドレスアップショップの出展がメインだったが、1990年代後半から自動車メーカーも大々的にブースを展開。昨今は、ハイクオリティなコンセプトカー、独創的なチューニングカーおよびドレスアップカーの共演を楽しめるようになっている。

今回も名の知れた出展者がワクワクできるクルマを披露したが、ホイールメーカーとして有名なウェッズが国内初の鍛造3ピースホイールを現代の精密/精巧な技術で再現したRACING FORG(レーシングフォージ)を装着した1973年式の日産 サニーを展示。創立60周年の歴史を振り返り、時代を彩ったさまざまなホイールも披露されたため、旧車ファンを中心に、たくさんのギャラリーがRACING FORG TORII SUNNYが置かれたウェッズブースの前で足を止めていた。

創立60周年を記念してRACING FORGを復活

ウェッズは1969年に日本初のカスタムホイールであるエルスターを発売し、1977年には日本初のアルミ鍛造3ピースホイール“RACING FORG”の販売を開始。それ以来、カスタムホイールのパイオニアとして優れた品質を維持しながら研ぎ澄まされた時代感覚で常に斬新な製品を開発し、いつの時代にも業界をリードしてきた。

現在もカスタムホイールのトップメーカーとして、クルマ社会への貢献とクルマ好きの夢を叶えるためにチャレンジしているが、その一環および創立60周年記念事業のひとつとしてRACING FORGを復活させたのだ。

RACING FORG TORII SUNNYに装着されていたホイールはweds RACING FORG NRで、サイズはフロントが13×8.0 -7、リアが13×9.0 -18となる。レース専用アルミホイール(公道使用不可)のRACING FORGは、レッドのNRの他、ゴールドのFG(ディッシュモデル)およびNG(NRと同じデザインの4本スポーク)という2フェイス/3タイプがラインナップされており、いずれもインチ、リム幅、インセットが共通で、4穴、P.C.D.は114.3だ。

今回、復刻するにあたって、当時の意匠をできるだけ忠実に再現することを主眼に置いて開発が進められた。オリジナルはディスク、リムともに鍛造だったが、復刻モデルでは鍛造ディスク+鋳造リムを採用。素材や加工精度の進化により、強度が格段に向上している。また、カーカス剛性が高い現在のレース用スリックタイヤを組むため、専用リムを設定するなど、細部に至るまで配慮した設計となっている点もポイントとなる。

クラシックカーレースのJCCAでweds RACING FORGが装着されたB110型サニーを実際に見ることができるので、サーキットのパドックで3ピースホイールならではのリム感を確認してみるといいだろう。

* * *

2024年2月10日(土)〜2月12日(月・振休)まで大阪市にあるインテックス大阪で開催される「大阪オートメッセ2024」にはウェッズも出展予定となっている。最新作からレアな当時物のホイールを間近で見るチャンスなので、興味のある人はぜひ足を運んでみてほしい。

大阪オートメッセ2024 公式サイト:https://www.automesse.jp

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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