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アルファ ロメオに乗り続けて30年。たどり着いたのは「ジュリア1600スプリントGTV」でした「街乗りにも使いますよ」

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

  • アルファ ロメオ1966年式のジュリア1600スプリントGTV
  • シックな紺色のボディが新鮮なジュリア1600スプリントGTV
  • ジュリア1600スプリントGTVのコクピット
  • 丸形のレトロなメーター
  • ステアリングに刻印されたアルファ ロメオのエンブレムはモノクロになっている
  • フロントシートにサベルトの4点式が奢られている
  • ジュリア1600スプリントGTVのエンジンルーム
  • 誇らしげに配置されたフロントのエンブレム
  • ワイパーも綺麗な状態
  • 丸形でクラシックなミラー
  • 牽引フックを備えただけの控えめな外観
  • サイドにはクアドリフォリオが輝く
  • センターにモノクロのエンブレムが入ったクラシックなホイール
  • 軽快なアルファサウンドを奏でるマフラー
  • 「俊足グランドツーリングカー」を意味するGTV(グラン・ツーリズモ・ベローチェ)をあらわすエンブレムが誇らしげ
  • シックな濃紺のボディに映えるクアドリフォリオ
  • ショップのステッカーが貼られている
  • アルファ ロメオ1966年式のジュリア1600スプリントGTVと、オーナーの岡本真一郎さん
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アルファ ロメオ愛好会が愛するジュリア

2023年10月22日(日)に開催された「Ciao Italia 2023(チャオ・イタリア2023)」は、その名の通りイタリア車であれば、メーカーや車種、年式を問わずなんでも参加OKというイベントです。1966年式のアルファ ロメオ「ジュリア1600スプリントGTV」でイタリアン・クラシックカー・クラスに参加していた岡本真一郎さんの愛車を紹介します。

アルファ ロメオの存在を身近にした名車

英国車、フランス車、ドイツ車など、国籍でセグメントされることも多い趣味のクルマのイベント。今回で29回目の開催となったこのイベントは、イタリア車ファンにとってはすっかりお馴染みであろう。会場となるのは恒例の兵庫県多可郡のセントラルサーキット。そのロケーションからもわかる通り、レースやスポーツ走行がメインのサーキット系イベントだ。

戦前までのアルファ ロメオはモノポストのグランプリ・レーサーや、ル・マンやタルガ・フローリオで総合優勝を狙う高性能スポーツ/ツーリングカーに特化したスペシャルなブランドで、モータースポーツの世界ではイタリアの威信を一身に背負って数々の栄冠に輝いてきた。

そんなアルファ ロメオのクルマたちが、一般のユーザーにも身近に感じられるようになったのは、やはり1960年代に登場した一連の「ジュリア」シリーズの成功によってであろう。セダン、クーペ、スパイダー、そしてザガートなど、順当に派生モデルを拡大していったジュリア一族。なかでもこの時代、アルファ ロメオのスポーツ・イメージを強く印象付けたのが、かのジウジアーロ・デザインが手がけたことでも知られる2ドア・クーペ、ジュリアGTシリーズだろう。

四半世紀の間ずっと乗り続けている

「最初の愛車はNAロードスターでしたが、その後1994年にアルフェッタGTを手に入れまして、それが自分にとって最初のアルファ ロメオでした。それ以降も75ミラノや156などを乗り継いで、四半世紀の間ずっとアルファ ロメオに乗り続けています」

と語ってくれたのは、1966年式のジュリア1600スプリントGTVでイタリアン・クラシックカー・クラスに参加していた岡本真一郎さん。いわゆる「段付き」の愛称で知られるフロント・デザインが印象深い、初期のジュリア・クーペだ。シックな紺色のボディが新鮮なジュリア1600スプリントGTV。その佇まいと走りが気に入り手に入れたという岡本さんは、このチャオ・イタリアには購入した年から走行会に参加、以来毎回サーキット走行を楽しまれているとのこと。

外観はバンパーレスで牽引フックを備えただけの控えめなレーシーさが好ましく、室内もフロントシートにサベルトの4点式が奢られている他は派手なモディファイもなく、オリジナルの持つ1960年代GTカーの典型的な佇まいをよく保っている岡本さんのジュリア・クーペ。

「毎回このイベントに参加するほか、月に何度かは街乗りやツーリングなどにも出かけています」

と、まさに「俊足グランドツーリングカー」を意味するGTV(グラン・ツーリズモ・ベローチェ)の車名に違わず、ジュリア・クーペが目指した1960年代アルファ ロメオの世界感を堪能している岡本さんなのである。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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