クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CAR
  • 新しくなったフィアット「ドブロ」に乗った!「1台あれば、生活の幅をグッと広げてくれるに違いない」見かけより呆気ないほど運転しやすいのです
CAR
share:
新しくなったフィアット「ドブロ」に乗った!「1台あれば、生活の幅をグッと広げてくれるに違いない」見かけより呆気ないほど運転しやすいのです

新しくなったフィアット「ドブロ」に乗った!「1台あれば、生活の幅をグッと広げてくれるに違いない」見かけより呆気ないほど運転しやすいのです

投稿日:

TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 高柳 健(TAKAYANAGI Ken)

リアゲートは開閉可能なガラスハッチを採用

一方で内装では、デジタルメーターが新採用されたほか、新10インチタッチスクリーンを採用。シフトセレクターが従来のダイヤル式から、今どきのスイッチを前後に動かす方式になった。試乗車は2列シート/5人乗りだったが、室内の居心地のよさは従来通り。3座独立式の後席は着座姿勢をしっかりとキープしてくれ安心感がある。

ラゲッジスペースの容量は597L〜2126Lとカタログに記されていて、これは従来どおり。とはいえキッチリと四角く広いスペースは、これは言い訳なしの実用性、使い勝手のよさ。ラゲッジボード(耐荷重25kg)は高さを変えてセットすることができ、上下別々の2段使いができるのが便利だ。

またリアゲートは、ガラスハッチが単独で開閉可能な点も見逃せない。背の高いクルマの場合、リアゲートをフルに開ける際に後方にスペースが必要だが、ガラスハッチなら手軽に前述した2段使い可能なラゲッジボードの上段に荷物を収めたり取り出したりといった使い方ができ便利なものだ。

実用車らしい素性のよさを体感

走りは相変わらず自然体の心地よさが味わえるもの。グッドイヤー製のEfficientGripタイヤ(205/60R16 96H)を履き、このタイヤがソツなくオールマイティな性能をモノにしているおかげもあり、運転していて安心感をおぼえるドライバビリティが実現されている。ステアリングは落ち着きがあり、きちんとフィードバックを伝える操舵感と、切る/戻すの思い通りのレスポンスがいい。

搭載エンジンは1.5L直列4気筒DOHCのターボディーゼル。最大出力130ps、最大トルク300Nmの性能でこれに8速ATが組み合わせられるが、出足も含めつねにドライバーの意図を読み取って反応してくれる……そんな風で、シーンを問わず無理なくスムースにクルマを走らせてくれる。運転中、エンジン音、振動もまったく気にならないレベルなのもいいところだ。

運転席は高く見晴らしがよく、乗る前は背が高いことでボディも大柄か!? と錯覚するも、実際のところは呆気ないほど運転がしやすい。こうした点にも実用車らしい素性のよさが発揮されている。どこへ行こうか? 何に使おうか? と、このクルマが1台あれば、生活の幅をグッと広げてくれるに違いない(もちろんキャンプ場で取材も受けられる!?)はずだ。

●FIAT Doblò
フィアット ドブロ
・車両価格(消費税込):414万円
・全長:4405mm
・全幅:1850mm
・全高:1825mm
・ホイールベース:2785mm
・車両重量:1560kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボディーゼル
・排気量:1498cc
・エンジン配置:フロント横置き
・駆動方式:前輪駆動
・変速機:8速AT
・最高出力:130ps/3750rpm
・最大トルク:300Nm/1750rpm
・公称燃費(WLTC):18.1km/L
・ラゲッジ容量:2126L
・燃料タンク容量:50L
・サスペンション:(前)マクファーソンストラット式、(後)トーションビーム式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)205/60R16、(後)205/60R16

12
すべて表示
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
著者一覧 >

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS