逆輸入された米国製のホンダ「アコードワゴン」
ちょっと古いクルマをベースにカスタムの可能性と楽しさを伝えてくれるのが、エルティードです。2025年1月10日〜12日に開催された東京オートサロン2025に出展したエルティードのブースでは、ドレスアップカー創成期ともいえる時代に流行した米国製のホンダ「アコードワゴン」が展示されていました。
カー雑誌に載っていた米国製アコードワゴンを見て一目惚れ
昭和のバブル期を経験した世代にとって、ホンダ「アコードワゴン」は、設計・開発をホンダR&Dノースアメリカ(HRA)が手がけたことで話題となり、大ヒットしたことを思い出すだろう。このクルマはステーションワゴンブームの先駆けとして、スバル「レガシィツーリングワゴン」とともに名を残した。
「このクルマがきっかけでカスタムに目覚めました」
と話すのが、平成生まれの山田利樹さん(30歳)だ。じつはこのクルマは、山田さんが免許取得後に購入した初めての愛車。以来、ずっと乗り続けているという。
なぜアコードワゴンなのか話を聞くと、完全に指名買いだったという。そのきっかけは、高校生の頃に読んでいた古いカスタム系のカー雑誌で、そこに紹介されていた米国製アコードワゴンのカッコよさに一目惚れ。乗るならこれしかないと思ったそうだ。
アコードワゴンが登場したのは1991年で、山田さんが生まれる前に発売されたモデル。購入したのは13年ほど前で、当時は格安で1桁万円台のベース車もチラホラあったとか。しかしかなりヤレている個体も多く、いろいろと探してエンジン&トランスミッションの状態が良かった現在の愛車を購入した。狙っていたわけではないが、このアコードワゴンは1995年式。たまたま山田さんの生まれた年と重なり、偶然の巡り合わせだった。
ラスタカラーの内装はエルティードが仕上げる
古いクルマには修理が付きもの。山田さんの愛車もエンジンやトランスミッションを載せ替え、サスペンション交換を何度も行ってきたと同時にカスタムをどんどん進めて現在の仕様へと作り上げた。具体的なカスタム内容は、バタフライドアに変更し、フロントバンパーはワンオフ製作、サイドステップはWALDのホンダ「ステップワゴン」用を加工し、リアも社外エアロをベースにアンダー部にダクトを追加してスポーティに演出している。
また、フェンダーにも加工を加えてフロントは純正アーチに沿ってオーバーフェンダースタイルとし、リアはブリスターフェンダーをセット。前後ともに鉄板溶接によって造形を作り、インナー部分は19インチという当時では考えられないサイズのホイールを履かせても当たらないよう工夫している。サスペンションアームも車高ダウンにともない加工し、この姿のまま走れるようにしているのも山田さんのこだわりだった。

インテリアについては、オーナーの要望を巧みな手法によって実現させるエルティード仕上げ。赤・黄・緑のラスタカラーにこだわるコーディネートは一気に進めるのではなく、少しずつ完成させていった。
「内装のプロ集団として経験豊富なエルティードのアドバイスが本当に助かり、大満足の仕上げになりました」
と、山田さんは話す。また、山田さんがこのクルマに乗っていると声をかけられる機会が多いという。当日、このクルマの前にも多くの人たちが立ち止まってじっくり山田さんのアコードワゴンを眺めていた。
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)




















































