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WinmaXがブレーキパッドのシリーズ名とラインアップを一新! より用途が分かりやすい名称になって選びやすくなりました

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TEXT: 鈴木明秀(SUZUKI Akihide)  PHOTO: WinmaX

  • STシリーズは、ノンスチール材を使用したストリート用スポーツパッド。あらゆるシーズン、ストリートでテストを繰り返し、ノンスチール材の弱点である効き/耐熱性/ペダル剛性感の向上を実現している
  • STシリーズはST1が1万3200円(消費税込)、ST2が1万6500円(消費税込)
  • MCシリーズは、ミニサーキット走行での車速やローター温度域、ブレーキ液圧などの走行条件に合わせた材質設計となっている。リリースコントロール性に優れるロースチール材を採用し、ハイグリップラジアルタイヤとの相性も良い
  • MCシリーズは、MC1/MC2/MC3いずれも各2万2000円(消費税込)
  • FCシリーズは、フルサーキットでの走行にマッチしたブレーキパッド。過酷な使用状況に耐えるためフルサーキットにおける車速や減速度、ブレーキ液圧、ローター温度域を考慮して材質設計がなされている
  • FCシリーズは、FC1が2万7500円(消費税込)、FC2が2万9700円(消費税込)、FC3が3万3000円(消費税込)、FC4が3万5200円(消費税込)
  • ERシリーズは、長年の耐久レース供給実績で数多くある耐久レース用材質の中から、レース時間や車種、サーキットに合わせて最適な材質を提案するもの。材質はハイスチール/フルメタル材を使用
  • ERシリーズは、ER1が3万8500円(消費税込)、ER2が6万2700円(消費税込)
  • SPORTS CALIPER KIT WinmaX WC-1001FRは66万円(消費税込)。構成内容:キャリパーF/R、ローターF/R、専用ブラケットF/R、ブレーキパッドF/R
  • SPORTS CALIPER KIT WinmaX WC-1001FRのリア装着イメージ
  • RACING CALIPER WinmaX MN6RMは73万7000円(消費税込/フロント)
  • RACING CALIPER WinmaX MN6RMは超々ジュラルミンから削り出しで生み出され、表面処理は硬質アルマイトを採用する
  • RACING CALIPER WinmaX SP2R-ZNR は63万8000円(消費税込/リア)
  • RACING CALIPER WinmaX MN6RMはゴールドのボディに赤文字のWinmaXロゴが入り圧倒的な高級感を放っている
  • 「ST」ストリート・ワインディング用パッド。モデルによっては摩材の見直しも行なわれた
  • 新しくなった「ST」のパッケージ
  • WinmaX WC-1001FRのフロントキャリパー

ブレーキパッドのラインアップを再構築して性能が分かりやすくなった

ウインマックス(WinmaX)のブレーキパッドは、街乗りからサーキット走行まで、さまざまなモデルをラインアップしています。その中核を担っていたブランドが「ARMA」シリーズでしたが、この度そのARMAのブランド名を取り除き、各モデルに新たな名称が与えられることになりました。その理由は、パッドを選ぶ際にもっと分かりやすくするため。ストリート向けやミニサーキット向けなど、走るステージで選べるよう、名称やカテゴリー分けが再構築されています。

(初出:GR magazine Vol.08)

スポーツフィーリングを実現した「ST」ストリート・ワインディング用パッド

ウインマックス(WinmaX)では単にブレーキパッドのブランドを再構築しただけでなく、モデルによっては摩材の見直しも行われた。まずノンスチール材の「AT」は「ST」シリーズ(ストリート向け)に変更。AT1で使われた摩材は廃番となり、AT2→ST1、AT3→ST2となった。特性は変わりないが、今後も安定した供給ができるように摩材が最新のものに置き換えられた。

ミニサーキット向けの「MC」、フルサーキット向けの「FC」

次にロースチール材の「AP」は「MC」シリーズ(ミニサーキット向け)に変更。特性やモデル構成には変更なく、摩材はSTと同様に最新のものになっている。ハイスチール材の「AC」は「FC」シリーズ(フルサーキット向け)に変更。モデル構成はそのままだが、FC2~FC4の3モデルは摩材の配合割合を調整し、制動力をワンランクアップしている。

FCシリーズは、過酷な使用状況に耐えるためフルサーキットにおける車速や減速度、ブレーキ液圧、ローター温度域を考慮して材質設計がなされている。加えて熱ダレの耐性も高めることで、その名の通り国際規格のサーキットでもより安定した制動力が得られるようになった。

過酷な環境下でも耐え抜く、耐久レース用「ER」

そしてレースがメインの「AE」は「ER」シリーズ(耐久レース向け)に変更。構成は変わらず、摩材についてもAEと同様、車種やコースに合わせて摩材を配合してくれるオーダーシステムとなっている。慣れ親しまれたブランド名を取り除いての再構築となったが、ユーザーにとってはじつに明解なラインアップになったのは間違いない。

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