マットステルスブラックは専用カラー
外装は大きく変更されていないが、フロントのリップスポイラーやカナード、リアのスワンネックタイプのGTウイングはGRスープラ GT4の開発を担当するTOYOTA GAZOO Racing Europeが空力性能開発を担当した本格的なものが装着された。
一方のインテリアには、シートパッドにアルカンターラ素材を使用したレカロ製カーボンフルバケットシート「RECARO Podium CF」を採用。シートパッドはユーザーに合わせて異なるサイズのものがオプションで用意されるため(標準では一番ホールドが緩やかなものが備わる)、体格に合わせて最適なものを選ぶことも可能。
マットステルスブラックのボディカラーはこのファイナルエディション専用のものとなっており、インテリアはドライバー側のみレッドのカラーのインテリアになるなど、特別感が演出されている点もファイナルの名にふさわしいものと言えるだろう。
唯一、実現できなかった要素とは?
このようにGRスープラに惜しみなく知見や技術を投入し、最強のロードゴーイングカーに仕上がったファイナルエディションだが、開発担当者が唯一採用することができなかった要素があるとのこと。それは、フロントノーズに70系スープラのホモロゲーションモデルとしてリリースされた「ターボA」に備わっていたダクトを備えたかったのだそう。
残念ながらフロントバンパーの一等地にはナンバープレートベースが備わってしまったため、ターボAダクトの装着は叶わなかったが、バンパー裏にはダクトガイドを備えて効率的に走行風が取り込めるようにはなっているとのことだ。
このようにこだわりが詰まったGRスープラ A90ファイナルエディション。限定300台を日本と欧州で分け合うことが決まっており、どちらに何台が割り当てられるかはまだ決まっていないそうだが、争奪戦となるのは必至だろう。









































