ウルスも数多くの賞を受賞
ランボルギーニ「ウルス」は、スーパーSUVカテゴリーの試金石であり続けている。2024年、ハイブリッドバージョンである「ウルスSE」がダイナミックに発表され、ドイツの『アウト モトール ウント シュポルト』誌から高級SUVカテゴリーにおける「ベストカー2024」の称号を獲得した。
また、ドイツの『スポーツ オート』誌が主催するスポーツ オート アワード2024イベントでは、優れたクルマに贈られるカテゴリーで1位を獲得した。スイスの『オート イラストリアルテ』誌からは、「2024年の最も人気の高い自動車ブランドとモデル」部門の受賞車に選ばれた。
そして、ウルスSEの全面的に新しくなったインテリアと計器盤は、パリで開催された『オートモービル アワード 2024』で「ダッシュボード オブ ザ イヤー」を受賞した。
テメラリオに各メディアからの期待が集まる
2024年にペブルビーチのザ・クエイル モータースポーツ ギャザリングでワールドプレミアとして発表されたランボルギーニ「テメラリオ」は、ブランドの予測通りに期待の高さをうかがわせた。まだ正式に市場に投入されていないにもかかわらず、『トップギア アワード』では「2025年に乗ってみたいクルマ」賞を、またアメリカの『カーバズ』誌では「2025年に最も乗ってみたいクルマ」リストに選ばれた。さらに、『マキーナ マガジン』が主催するアラブ カー オブ ザ イヤー2024アワードでは、テメラリオがカタールで「ベスト・ハイブリッド・スポーツカー」に選ばれた。
これらの成功により、ランボルギーニの新しいラインアップは、妥協のない卓越性、革新性、パフォーマンスの代名詞であり、非常に魅力的であることが改めて証明された。
AMWノミカタ
これだけ多くの賞を2024年ハイブリッド車が受賞したということは、ランボルギーニ=ハイブリッドという認識がすでに広く知れ渡り、自然なものとして受け入れられている証拠なのではないだろうか。またはパワートレインの如何を問わず受け継がれ進化してきたランボルギーニらしいデザインやパフォーマンスが認められたと言えるだろう。
テメラリオの例を見て分かるとおり、正式な導入前に賞を受賞するということは、市場のこのモデルに対する関心がいかに高いかを示している。15年前のランボルギーニの全世界の販売台数は1300台程度であった。
もちろんラインアップの少なさも起因するが、2024年は1万687台と8倍以上の成長を遂げている。先の発表でウルスは2025年末、レヴエルトは2026年末までの受注残を保有し、セールス状況は申し分なく順調で、この勢いは止まる様子を見せない。
HPEV(High Performance Electrified Vehicle)モデルであるテメラリオは2026年からデリバリーが開始されるが、実車が出ればさらに多くの賞を獲得することは必至だろう。ランボルギーニの電動化戦略である「コル・タウリ」が確実に前進している。








































