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世界初公開! ホンダが次世代「燃料電池モジュール」を展示。トヨタは「第3世代FCシステム」をお披露目…FCEVの未来とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 2025年2月19日から21日まで、東京ビッグサイトで開催された「スマートエネルギーWeek」。その構成展示のうちのひとつが「H2 & FC EXPO【春】~第23回 水素・燃料電池展~」
  • ホンダ次世代燃料電池(FC)モジュールの:ホンダがGMと開発しCR-V e:FCEVに搭載している燃料電池(FC)システム
  • ホンダ燃料電池定置電源 モックアップ:2026年に生産開始予定の燃料電池定置電源のスケールモデル
  • ホンダ燃料電池定置電源 モックアップ:250kWユニットをベースに4ユニット(1000kW)まで連結可能
  • 第3世代FCシステム:汎用向けとして展示されたトヨタの定置型のスタックは、第2世代のスタックとともに展示をし、同体格・出力2倍であるという比較アピールを行った
  • 第3世代FCシステム:アクリル板の向こう側に展示となったトヨタの大型商用車向けモデルについては、メンテナンスフリーと、その耐久性を謳っている
  • トヨタ ポータブル水素カートリッジ:580mm×Φ200mm、重量8.5kg、容量3.3kWhとなる
  • アイシン 可搬型FC発電機:FC発電機の上にポータブル水素カートリッジのユニットを載せた発電ユニット
  • 水素100%燃焼コンロトヨタブースの中で展示されていた水素燃焼技術に取り組んでいるリンナイの試作品である水素コンロ。燃焼後は水しか発生しない
  • 水素100%燃焼コンロ:五徳部分はトヨタが製造を担った鋳鉄五徳となっている。五徳の足は燃焼炎の部分にかかるわけだが、水素と酸素だけの燃焼のため、通常の五徳と異なる形状が採れるとしている
  • トヨタ 第3世代燃料電池システム:高耐久、低燃費、低コストという特徴を持つ
  • ホンダ 次世代燃料電池モジュール モックアップ

トヨタとホンダの2社が次世代の燃料電池スタックを初公開

40の国と地域から約1600社が出展する「第23回 SMART ENERGY WEEK〜スマートエネルギー WEEK〜【春】」が東京ビッグサイトで2025年2月19日(水)〜21日(金)に開催されました。このイベントを構成する展示会のひとつ「H2 & FC EXPO【春】~第23回[国際]水素・燃料電池展~」ではFCV(燃料電池車)を展開してきたトヨタとホンダの2社が次世代の燃料電池スタックをこの場でお披露目することとなりました。

2026年に生産開始予定の燃料電池定置電源のスケールモデルも展示

ホンダは次世代燃料電池(FC)モジュールの仕様、スペックを世界初公開しました。その展示ブースでは2基の燃料電池システムを展示。現在ホンダ「CR-V e:FCEV」に搭載しているFCモジュール(ゼネラルモーターズと共同開発し2024年に搭載している現行モデル)と、次世代のFCモジュールを並べて展示することで比較できるようになっていました。

現行モデルはGMとの共同開発でしたが、次世代となるモデルはホンダが独自開発したモジュールとなります。詳細なスペックとしては、定格出力150kW、現行モデルに対して製造コスト半減、耐久性は2倍以上に向上するようです。

容積出力密度(単位容積あたりから出力できる電気エネルギー)を3倍以上に高めて小型化を実現したことで、搭載レイアウトの自由度が向上するとしています。

さらにブースにはもうひとつ、2026年に生産開始予定の燃料電池定置電源のスケールモデルも展示し、こちらについても仕様およびスペックを世界初公開しました。こちらは、CR-V e:FCEVに搭載されている燃料電池を活用した定置型蓄電システムで、冷却システムや内部レイアウトの設計を最適化することでコンパクトなサイズを実現。

工場や事業所などの大型施設向けに水素由来の電力を供給します。起動から10秒以内に電力の供給を開始する高い応答性を目指すとしており、2026年に生産開始を予定しているようです。

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