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なぜEVでレース?「全日本 袖ヶ浦EV 55kmレース大会」に参戦したドライバーに楽しさを聞いてきました【JEVRAシリーズ開幕戦レポート】

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • YUU選手(No.7 GULF RACING M3/EV-2クラス)
  • 7号車の成績は予選4位、決勝4位(クラス2位)となった
  • トンシトウ選手(No.104 トーヨーシステムミライ/EV-Fクラス)
  • 104号車の成績は予選9位、決勝9位(クラス1位)となった
  • レース参戦の敷居も低いということで、ノートを持ち込んで仲間とシェアをしながらレース参戦を行っているMK Project。今後さらに参戦車両を増やしていく予定だという
  • 坂下利明選手(No.27 MKproject NOTE-R/EV-Rクラス)。27号車の成績は予選8位、決勝10位(クラス2位)となった
  • 会場限定だがJEVRAシリーズ開催時には、EV限定の先導走行付きのサーキット走行会も行われる
  • レースが終了したサーキットを自身のクルマで走行する機会。レースをしないまでもEVの性能を確認する場としても楽しめる
  • 1コーナーの進入では先行を許し、レース中もトップの入れ替わりもあったものの、最終的には地頭所光の321号車(WIKISPEED Tesla 3)が格上のモデルSを抑えて優勝した
  • 綜合表彰台では地頭所選手に続き、KIMI選手(No.1 GULF RACING PLAID/EV-1クラス)そして3位にはCHOI JEONG WEON選手(No.3 Hyundai IONIQ5 N/EV-1クラス)が入った
  • 2025年開幕戦は、テスラ モデル S&3、ヒョンデ アイオニック5N、日産 リーフ、ノート&オーラ、トヨタ ミライ、ホンダ eなど、通常より若干少ない12台が参戦した
  • 田島豊晴選手(No.26 MKproject NOTE-R/EV-Rクラス)。26号車の成績は予選10位、決勝11位(クラス3位)となった

ガソリン車とEVの違いを体感できる

2025年3月29日(土)、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで、全日本電気自動車レース協会(JEVRA)シリーズ「全日本 袖ヶ浦EV 55kmレース大会」で2025シーズンがスタートしました。今回も、ここに新たな参戦者がやってきました。彼らはなぜEVに乗りレースをするのか? 直接聞いてみました。

EVを実際にサーキットに持ち込むことで感じること

今シーズン全7戦で行われるこのシリーズは電動車両(BEV、FCEV、PHEV)を全9クラスに分けて行われます。今回のレース距離は55km(袖ヶ浦のコースを23周)と短く、時間としても30分そこそこなのですが、その中で各クラスでは激しいバトルが展開されることとなります。

JEVRAシリーズでは、一部サーキットでレース終了後にほぼEVオンリーとなる走行会の時間も用意されることがあります(開催の有無は要問合せ)。レース参戦を視野に会場にやってきたEVオーナーから、レースに出場する仲間を応援に来たメンバーや、テスラオーナーズクラブが参加者を募って走行会イベントを展開したり、その顔触れは実にさまざまです。

参加者の中には下記のようにコメントする人もいました。

「EVでサーキット走行をすること自体、まだ体験をしたことのないので、どの程度のモノなのかを実感する機会として参加した」

EVでサーキットを走ると電費が減ってしまい数周も持たないと言われることもありますが、実際はそれほどでもありません。JEVRAが移動式の充電施設を持ち込んでいるためいざとなれば現場での充電も可能という安心感もあり、今回は30台の申し込みがあり参加車は非常に多い印象を受けました。

JEVARレースの開幕戦は、ポールタイムを出した地頭所光選手(No.321 WIKISPEED Tesla 3)と、KIMI選手(No.1 GULF RACING PLAID)の一騎打ちという内容でした。ホールショットを獲ったのは1号車だったものの、すぐに321号車が抜き返し、と終始激しいトップ争いが繰り広げられていました。

途中トップ交代がありましたが、最終的には地頭所選手が最初にチェッカーを受けることとなりました。今回の勝利について地頭所選手は次のようにコメント。

「KIMI選手はモデルS Plaidで格上の車両でしたが、無駄に電気を使わせることで、うまくレースをコントロールすることができました。次は僕も同じS Plaidでの参戦予定ですので、このまま連勝をしていきたいと思います」

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