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トヨタ歴代「スープラ」3台が揃い踏み! ヘリテージ活動である「TOYOTA CLASSIC」の意義とは?

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

2台のスープラはGRヘリテージパーツで甦らせた個体

TOYOTA CLASSICはトヨタが提唱するクルマヘリテージ活動の総称。世界のクルマファンに向けて、クルマ文化を知るためにトヨタ博物館や富士モータースポーツミュージアムを用意し、愛車仲間づくりのためにトヨタ博物館でのクラシックカーフェスティバルやオーナーズミーティングを開催。クラシックカーの魅力体験するためにVintage Club by KINTOを実施し、GRヘリテージパーツプロジェクトを進めていく。

そのためにもトヨタの社内的にもヘリテージカーの保存・継承であったりクルマ文化に触れる場づくりにも注力されているのだが、旧いクルマのファンにとっては最も大きなポイントとなるのがヘリテージパーツの開発・販売であったりレストアを通した人材育成であったりするのは言うまでもない。

今回のオートモビルカウンシルでもセリカLBは、未来のモノづくり技能育成のためにレストアされた個体だし、初代のA70系と2代目のA80系のスープラはGRヘリテージパーツで甦らせた個体だった。しかもA70系の初代スープラは、トヨタもバックアップしたが、レストアの作業そのものはGR Garage富山新庄のベテラン技術者が中心になって進められ、今回のオートモビルカウンシルに向けてレストアを完成させた個体。

つまりTOYOTA CLASSICは、1人のクルマファンが、旧いクルマの魅力に気づき、実際に旧いクルマを手に入れてからレストアを完成させるまでの全行程をサポートする大きなプロジェクト、というわけだ。そしてそのプロジェクトを国内トップメーカーのトヨタが行うことに大きな意味がある。そう、トヨタはトップメーカーとして、この大きなプロジェクトに、ある意味では全力を挙げて取り組んでいることを大きくアピールすることになったのだ。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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