2台のスープラはGRヘリテージパーツで甦らせた個体
TOYOTA CLASSICはトヨタが提唱するクルマヘリテージ活動の総称。世界のクルマファンに向けて、クルマ文化を知るためにトヨタ博物館や富士モータースポーツミュージアムを用意し、愛車仲間づくりのためにトヨタ博物館でのクラシックカーフェスティバルやオーナーズミーティングを開催。クラシックカーの魅力体験するためにVintage Club by KINTOを実施し、GRヘリテージパーツプロジェクトを進めていく。
そのためにもトヨタの社内的にもヘリテージカーの保存・継承であったりクルマ文化に触れる場づくりにも注力されているのだが、旧いクルマのファンにとっては最も大きなポイントとなるのがヘリテージパーツの開発・販売であったりレストアを通した人材育成であったりするのは言うまでもない。
今回のオートモビルカウンシルでもセリカLBは、未来のモノづくり技能育成のためにレストアされた個体だし、初代のA70系と2代目のA80系のスープラはGRヘリテージパーツで甦らせた個体だった。しかもA70系の初代スープラは、トヨタもバックアップしたが、レストアの作業そのものはGR Garage富山新庄のベテラン技術者が中心になって進められ、今回のオートモビルカウンシルに向けてレストアを完成させた個体。
つまりTOYOTA CLASSICは、1人のクルマファンが、旧いクルマの魅力に気づき、実際に旧いクルマを手に入れてからレストアを完成させるまでの全行程をサポートする大きなプロジェクト、というわけだ。そしてそのプロジェクトを国内トップメーカーのトヨタが行うことに大きな意味がある。そう、トヨタはトップメーカーとして、この大きなプロジェクトに、ある意味では全力を挙げて取り組んでいることを大きくアピールすることになったのだ。









































