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モデル末期の現行型マツダCX-5のディーゼル車を1300km走って再チェック!リッター20kmを記録

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIWARA Fumihiro)、MAZDA

高速道路では20km/Lを記録!1300kmのトータル燃費は19.1km/L

今回試乗したのは、CX-5 XDの2WD車(FF)。燃費性能はWLTCモードで17.4km/Lとなっている。大阪での取材を兼ねてロングドライブテストを行った。ところが往路は台風接近にともなう悪天候と重なったため、本来の東名高速〜名神高速ではなく、関越道から上信越道、北陸道を経由して大阪へ向かう約740kmというルートを選択した。

台風の影響で、東京を出発して長野ICまでは台風の影響でかなり強い雨のなかでの走行となり、対向車の跳ね上げた水によって数秒間視界が遮られるような状況もあった。しかしCX-5のマツダ・レーダークルーズ・コントロール(全車速追従機能付)は一度もキャンセルされることもなく、しっかりとサポートしてくれた。この性能の高さは悪天候だからわかった。

東名高速・名神高速ルートと比べると、200kmくらい距離が長くなったものの、燃費計で18.9km/Lを表示し無事に大阪まで1タンクで走破。そして復路は大阪から名神高速を経由し、8月30日に本巣IC~大野神戸ICが開通したばかりの東海環状道を養老JCTから豊田東JCTまで約120kmを走行。そして新東名高速・東名高速で東京を目指した。

東海環状道はまだ、養老JCT~いなべJC間が開通していないが、中央道や東海北陸道から関西または東京方面への抜け道となった。土岐JCT~豊田東JCT間は片側2車線だが、そのほかの部分はほとんどが1車線で制限速度は時速70km。ただしアップダウンが少ないため、一宮JCTの渋滞を避けるためだけでなく、燃費を向上させるためには効果がありそうだ。

往路は悪天候のなか巡航速度が抑えられていたといえ、アップダウンやカーブの多い上信越道を走行していても、運転支援機能のサポートは非常に自然で、自分が運転しているかのような錯覚に陥った。先行車に追いつき、抜く時の再加速の際のタイムラグは少々気になったが、最新モデルとそれほど差はないように感じる。約550kmの復路の燃費は20.0km/Lを達成し、今回の約1300kmのロングドライブの燃費は19.1km/Lという結果となった。なにより大幅なルート変更があっても、燃料代は1万1200円で収まったのは、CX-5に搭載されている2.2L直4ディーゼルターボエンジンの実力は色褪せていないことがわかった。

加えて、高い走行&燃費性能、運転支援機能とともに、CX-5の実力の高さを感じたのはシートの素晴らしさ。2日で1300km走行したももの、腰やお尻などまったく痛みが出なかった。シートの形状はもちろん、ペダルの位置などドライビングポジションにこだわったマツダの実力を改めて認識できた。

現行モデルの中古車なら大幅変更を行った2021年以降がオススメ

現行型のCX-5はまだ新車の購入が可能だが、割安な価格で手に入る中古車に触手が伸びる。中古車は約2800台と豊富だ。しかし、現行型CX-5はモデルライフのなかで大幅な改良が2度加えられており、狙うのならば2021年11月の大幅改良後だ。

現行型CX-5の中古車を2022年式以降に絞っても約1200台と非常に豊富だ。ただしCX-5は新車価格が最上級グレードとエントリーグレードで約176万円差があるので吟味する必要がある。流通台数では、ディーゼルエンジンを搭載したXD スポーツアピアランスがもっとも多く、XDブラックトーンエディションそしてXDエクスクルーシブモードが続く。

そのなかで、もっともバリューが高いのはXDエクスクルーシブモード。ナッパレザーを採用した本革シートをはじめ、高級オーディオなど快適装備が満載。これを本命グレードとしたい。

新型が登場すると、旧型モデルの中古車相場は下がる傾向となるが、人気のディーゼルエンジンの搭載予定がないとなると、絶版車となったCX-8のように高年式現行型CX-5のディーゼルエンジン搭載車の人気は安定傾向が続く可能性が高い。

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