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VW「ゴルフGTI」生誕50周年!史上最強モデル「ゴルフGTI エディション50」を欧州で発売開始

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Volkswagen

  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:325ps、420Nmを発揮するGTI史上最強のパフォーマンスを誇る
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:マクファーソン式フロントアクスルと4リンク式リアアクスル採用
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:ポテンザ・レースセミスリックタイヤと19インチのヴァルメナウ鍛造ホイール
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:さらに5mmローダウンするオプションのパフォーマンスパッケージ仕様
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:標準のブラック塗装ルーフで特別感を演出
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:スパルタンなブラック仕上げのテールパイプトリム
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:50Years GTIロゴバッジ付きマルチファンクションレザースポーツステアリングを装備
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:マルチファンクションレザースポーツステアリングは7速DSG用シフトパドルを統合
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:コクピットの見えにくいペダルにも専用のレッドスポーツペダルを配置
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:伝統のチェック柄スポーツシートに赤のシートベルト
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:スカッフプレートにもGTIロゴ入りの専用トリム
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:DCCアダプティブサスペンションを装備し、標準モデルより15mmローダウン
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI エディション50:1976年登場の初代GTIに始まるコンパクトホットハッチの伝統が2025年に最強のGTIを誕生させた

325ps/420Nmを発揮する歴代最強のGTI0-100km/h加速5.3秒!

フォルクスワーゲンが「ゴルフGTI」シリーズの誕生50周年を記念した特別モデル「ゴルフGTI エディション50」を発表しました。1976年に初代ゴルフGTIが登場して以来、世界で250万台以上を販売してきたシリーズは、スポーティなハッチバックの代名詞として半世紀近くにわたり進化を続けてきました。その節目を飾る特別仕様はGTI史上もっともパワフルで、もっとも洗練された特別記念車です。

ニュル北コースで歴代GTIのレコードを書き換える74613を記録

エンジンは2L直列4気筒ターボ(TSI)を搭載し、最高出力325ps、最大トルク420Nmを発生。従来の最上位モデルのGTIクラブスポーツより25ps高く、0-100km/h加速が5.3秒、最高速度は270km/hに達する。軽量ボディと高効率ターボの組み合わせにより、レスポンスの鋭さと伸びやかな加速を両立しているのだ。

足まわりはフロントにマクファーソンストラット式、リアに4リンク式を採用。標準モデルのゴルフより車高を15mm低く設定したスポーツサスペンションに加え、DCCアダプティブシャシーコントロールを標準装備。ドライバーの好みに応じて快適性と俊敏性を自在に調整できる。また19インチのクイーンズタウンアルミホイールには赤いグレーズ塗装とダイナミックGTIハブキャップが施され、足もとから特別感を漂わす。

よりサーキット志向のユーザーに向けて用意されたエディション50 GTIパフォーマンスパッケージも注目の装備だ。このオプションにはブリヂストン製235mmポテンザ・レースセミスリックタイヤと、19インチのヴァルメナウ鍛造ホイール、チタン製サイレンサーを採用した軽量Rパフォーマンスエキゾーストシステムをセット。加えて、前輪のキャンバー角を−2度に設定し、車高をさらに5mm低めたパフォーマンスシャシーを採用している。結果として約30kgの軽量化を達成し、より鋭いターンインと高いコーナリング安定性を実現した。

同モデルでフォルクスワーゲンのテストドライバー、ベンジャミン・ロイヒターがニュルブルクリンク北コース(全長20.832km)で74613という記録を樹立。これは量産ゴルフとして史上最速タイムであり、「グリーンヘル」と呼ばれる難コースでその実力を証明した。

ブラック塗装でスパルタンなアニバーサリー仕様のエクステリア

デザイン面でもアニバーサリーモデルにふさわしい専用装備を多数採用。エクステリアにはGTI 50ロゴをルーフスポイラーおよびドアミラー内側に配置し、ブラック塗装ルーフとブラックミラーキャップ、さらにブラック仕上げのテールパイプを組み合わせて精悍な印象を演出。サイドシル部にはブラックからトルネードレッドへと変化するグラデーションストライプを配している。

ボディカラーはエディション50専用色としてダークモスグリーンメタリックとトルネードレッドを用意。とくにダークモスグリーンはこのモデル限定の深みあるメタリックカラーで、50周年にふさわしい特別感を演出する。

インテリアでは伝統のチェック柄シートをベースに、ダークグリーンのディテールとレッドシートベルトを組み合わせ、スポーティかつ上質な雰囲気。ステアリングには50 Years GTIバッジをあしらい、7DSG用のパドルシフトを備えた本革の多機能タイプを標準装備。

標準装備するDCCアダプティブサスペンション、IQ.LIGHT LEDマトリックスヘッドライト、ブラックルーフ、スモークウィンドウ、19インチホイールなどを含み、価格はドイツ本国で5万4540ユーロ(日本円換算で約970万円)から。日本への導入は現時点では発表されていない。

 
AMWノミカタ】

GTIはこれまで世界で250万台が販売された。1976年に登場した初代ゴルフGTIは、コンパクトハッチバックに高性能エンジンとスポーツサスペンションを組み合わせ、「日常使いできるスポーツカー」という新しいジャンルを確立したモデルだ。

ドイツにはカンパニーカー制度と派手な外見や過剰な自己主張を避ける「アンダーステートメント」の文化がある。ドイツ企業において、管理職・営業職を中心に「会社がクルマを提供し、業務および私的利用も可能」という制度は長年にわたって一般的であるが、一方「派手なクルマ=浪費」と見られることを避けるため、見た目は普通だが高性能が求められる傾向が強いという。

エディション50の派手な外見は流石にアンダーステートメントとは言い難いが、フォルクスワーゲンが持つエンジニアリングの粋が注がれ、よりダイナミックかつ洗練された姿のこのモデルは、日本のGTIファンからも導入を希望する声が多く寄せられるだろう。

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