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19歳で購入した彼女の愛車はシボレー「C10ピックアップ」!自身が組んだエンジンに換装して公道デビューさせる

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)

  • シボレーC10ピックアップ:足まわりは、RIDETECHのキットでフロントをコイルオーバーに、リアも4リンク+コイルオーバーとしており、あわせて車高も15cmほどローダウンしている
  • シボレーC10ピックアップ:エンジン載せ替え時にエアコンも装着した
  • シボレーC10ピックアップ:エンジンは中古のブロックをベースに、ストローカークランクとオーバーサイズピストンを組み込んだ383ci(約6.3L)のV8
  • シボレーC10ピックアップ:四角いクロームメッキミラーがアクセントになっている
  • シボレーC10ピックアップ:ホイールは純正のスチールホイールにトリムリングという渋いチョイス
  • シボレーC10ピックアップ:ダッシュボードには、アメリカのグルメバーガーチェーン「カールスジュニア」のテーブル番号プレートを飾っていた
  • シボレーC10ピックアップ:ボディサイドには、Scottsdale 10のエンブレムを装着
  • シボレーC10ピックアップ:オリジナルペイントでボディの状態も良い
  • シボレーC10ピックアップ
  • シボレーC10ピックアップ:19歳で国内未登録であったこのC10のオーナーとなった

国内未登録のC10を購入して2024年にナンバー取得

東京・お台場で開催されたストリートカーナショナルズで、1977年式シボレー「C10ピックアップ」を見つけました。会場に集まった多くのクルマのなかでも、ひときわ存在感を放つアメリカンピックアップトラックは、オリジナルペイントと思われる独特のツートンカラーを維持しつつ、丁寧に手を加えられているようです。オーナーは23歳の女性整備士。愛車について話を伺ってきました。

父親の影響でアメ車好きになり整備士として専門店に勤務

会場のなかでも数多くのアメリカ車が並ぶエリアで発見したシボレーのC10ピックアップは、ややヤレているがオリジナルペイントと思われるクリームとブラウンという渋い純正ツートンカラーをまとっていた。ボディ各部のエンブレムやモール類もしっかりと残っているだけではなく、ボディモールはよく見るブラックではなく、内側がイエローという珍しいディテールを持つ。

オーナーを探すと、じつはそのクルマの雰囲気とは結びつかないような小柄な若い女性であった。早速オーナーの安岡さんにお話を伺ってみた。

「このクルマは1977年式のシボレーC10で、ボディモールが黄色いのはこの年式のみの特徴なんです。塗装はちょっとヤレてますが、オリジナルペイントでボディの状態も良いのが気に入ってます」

聞けば現在23歳の安岡さんは、父親の影響で高校生の頃からアメリカ車好きとなり、いつかはシボレーのピックアップに乗りたいという夢を持っていた。その後、なんと19歳で国内未登録であったこのC10のオーナーとなった行動派である。しかも、自動車専門学校で整備士の資格を取得し、現在アメリカ車の専門店でメカニックとして働いている。

そこで、自分自身でコツコツと足まわりやエンジンを整備し、2024年ナンバーを取得した。こうして、ようやく公道で乗ることができるようになった。

「手に入れたときは直列6気筒エンジンが載っていたのですが、現在はスモールブロックの350をベースに自分でオーバーホールしながら383にしたV8エンジンに載せ替えてあります」

自ら組み上げた6.3L V8エンジンで超快適仕様へ

エンジンは中古のブロックをベースに、ストローカークランクとオーバーサイズピストンを組み込んだ383ci(約6.3L)のV8である。彼女がエンジンの組み立てから換装まで、すべて自分で作業を行った。

さらに足まわりに関しても、RIDETECHのキットでフロントをコイルオーバーに、リアも4リンク+コイルオーバーとしており、あわせて車高も15cmほどローダウンしている。ホイールは純正のスチールホイールにトリムリングという渋いチョイスである。

「最初はノーマルの状態から、ようやくここまで仕上げることができました。エンジン載せ替えの際にエアコンもつけたので今は快適ですし、直列6気筒の時とは比べ物にならないくらいパワフルで速いです。乗っていて楽しいです!」

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