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「トヨタが木製玩具をつくったら…」SDGsの新プロジェクト「はじめてのとよた」で本気の技術とデザインで作った「間伐材モビリティ」でした

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: トヨタ自動車

  • トヨタ自動車 ビジョンデザイン部が制作したモビリティ
  • フレームはアルミ押出材を採用
  • 操舵部位はピロボールジョイント等を使って本物感を醸成している
  • 木材ならではのぬくもりが感じられる
  • トヨタ自動車 有志技術団体トヨタ技術会モビリティが制作したモビリティ
  • 車軸以外のほとんどを木材で製作
  • 長く使っていただいてこそのSDGsとの考えのもと、木馬から三輪車そして二輪車へと変身を可能な変形モビリティを設計
  • 間伐材は、トヨタ会館 展示室/トヨタ博物館 こども図書館、ブックカフェの床材などの施設で活用されている
  • 日本の森林面積の約40%が人工林。国産木材の需要が減り、手入れがされない森林が増加した
  • 日本の森林の問題(間伐材の問題)
  • 「はじめてのとよた」を監修した桜美林大学の林秀紀准教授
  • 1歳から3歳の子どもを育てる親を対象に「木製玩具のお悩み」 実態調査
  • 「ステアリング操舵が出来る四輪車」で「はじめての愛車に相応しいデザイン」を目指した
  • 「気が付けば小さい時からいつもそばにいた『愛車』」を目指し、開発をスタート

間伐材で子どもの玩具を製作

トヨタ自動車は間伐材を活かして使うプロジェクト「はじめてのとよた」を発表し、乳幼児向けの木製玩具「間伐材モビリティ」を製作した。詳細をお伝えしよう。

木製玩具で環境問題に貢献するトヨタ

トヨタ自動車は、多様な恵みをもたらす森林生態系を守るため「トヨタ三重宮川山林」の間伐材を活かして使うプロジェクト「はじめてのとよた」を発表した。

この新プロジェクトでは、1歳から3歳の子どもを育てる親を対象に「木製玩具のお悩み」実態調査を実施。その結果をもとにして、トヨタ自動車「ビジョンデザイン部」と同社の有志技術団体「トヨタ技術会」が、それぞれの視点から「間伐材モビリティ」を製作した。

子どものものづくりの好奇心を刺激しながら、成長に合わせて形を変えたり、使わなくなったら室内インテリアとして思い出を飾ることを想定しているのが、「間伐材モビリティ」だ。間伐材が使われないことで山の手入れが進まない課題に対して、このモビリティ製作によって環境問題への貢献を目指している。

トヨタのSDGsの取り組み

トヨタ自動車は、ブラジルのリオで地球サミットが開催されたのと同じ年の1992年から愛知県豊田市にある「トヨタの森」で里山保全を開始しており、これまで30年間、自然環境の保全活動に取り組んできた。

その取り組みのひとつであるトヨタ三重宮川山林では、スギやヒノキの人工林の間伐を行っており、それらを活用するため新たなプロジェクトとして「はじめてのとよた」を立ち上げたのだ。

間伐材を使用した乳幼児向けの木製玩具は、トヨタのモビリティカンパニーとしてのアイデアや技術、デザイン力といった強みが活かされたものになっている。子どもにとって「はじめて」の安全かつ長きにわたって愛されるモビリティを提案したいというトヨタの想いを体現したプロジェクトなのだ。

トヨタはその技術とデザインの結集により、環境保護と社会貢献への取り組みを強化しながら、子どもたちとその家族に価値を提供していく考えだ。そして、今後も引き続き「人と自然が共生する持続可能な社会の実現」をめざしていく。

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