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即完売!「OAM」限定30台の「S14シルビア」はVERTEX仕様。イグニッションモデルのカスタム車ミニカーの奥深さとは

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 順(NAGAO Jun)

  • 大阪オートメッセ2024のイグニッションモデル出展ブース
  • OAM会場限定販売の1/18 VERTEX S14シルビア
  • SR20DETエンジンも付属する特典付きのモデル
  • いずれのモデルも実在するチューナーやショップのデモカー、個人オーナーの車両などを念入りに取材したうえで模型化されている
  • 新作の1/18 スカイライン2000 GT-R、エンジン付き
  • 5月発売予定のPANDEM RX-7(FC3S)、こちらもエンジン付き
  • 8月発売予定の1/18 Nismo R34 GT-R Z-tune
  • 9月発売予定の1/18 ダットサン フェアレディ2000(SR311)
  • 左は4月発売予定の1/18 ユーノス ロードスター(NA)、エンジン付き
  • 8月発売予定の1/18 ホンダ インテグラ(DC5)
  • イグニッションモデルがリバイバルさせたスーパーカー消しゴムのガチャガチャ
  • クルマ好きスタッフを数多く抱えるミニカーのブランドがイグニッションモデル(ignition model)
  • ほとんどのモデルがチューニングやカスタムが施された非ノーマル仕様で再現されている
  • OAM会場限定販売の1/18 VERTEX S14シルビア

カスタマイズの祭典「大阪オートメッセ」ではミニカーも要注目

西日本最大級のクルマの祭典として多くのファンに親しまれている「大阪オートメッセ(OAM)2024」が、2024年も2月10日から12日にかけインテックス大阪で開催。会場内にはクルマ以外にもさまざまな関連ブースが軒を連ね、ミニチュアモデルの販売なども行われていました。今回は「イグニッションモデル」のブースを紹介します。

チューニングカーやカスタム車を取材して精巧に模型化

模型産業が盛んな静岡には古くから多くの模型メーカーが存在するが、「ティーケー.カンパニー(TK. company, Ltd.)」もそのひとつ。クルマ好きスタッフを数多く抱える同社が展開するミニカーのブランドが、「イグニッションモデル(ignition model)」だ。

ひと口にミニカーと言っても、年少者向けの廉価な玩具からクルマ好きミリオネアのために模型作家が手がけるワンオフものまで多岐にわたるが、イグニッションモデルのミニカーはレジン(樹脂)製のボディのプロポーションモデル。量産ミニカーに多く見られるドアやボンネットの開閉ギミックを廃し、クルマ好きのオトナ・コレクターをターゲットとしたアイテムを中心に展開している。

もともとミニカーといえばファクトリーストック、すなわち工場のラインから出てきたばかりのノーマル状態を再現することが基本だったが、イグニッションモデルのミニカーはそんな文法からはちょっと外れて、ほとんどのモデルがチューニングやカスタムが施された非ノーマル仕様で再現されているのが大きな特徴だ。

しかもいずれのモデルも実在するチューナーやショップのデモカー、個人オーナーの車両などを念入りに取材したうえで模型化されている。そのため「単にホイールを変えました」、「エアロパーツをつけました」といった安易なモデルではなく、カスタマイズされた内外装のディテールからタイヤのサイズ、絶妙な車高に至るまで、実車のイメージがそのままスケールダウンされている。そのリアルな佇まいは、写真で見ると実車と見まごうほどだ。

2024年の会場限定モデルはVERTEX仕様のS14シルビア

そんなイグニッションモデルのミニカーであるから実車好きとの親和性も高く、同社は日本全国さまざまなクルマ系イベントにも積極的に出展している。そんな中、とくにコレクター筋が注目するのが、イベントごとにごく少数がリリースされる「会場限定モデル」の存在だ。

今回の会場限定モデルはVERTEXのエアロをまとった「S14シルビア」で、スケールは定番の1/18だ。もともと同社のミニカーはいずれも少量生産が基本なのだが、会場限定ミニカーとなるとさらに小ロットとなり、今回の生産数は30台。クルマ本体に加え、同スケールのSR20DETエンジンも付属する特典付きのモデルとなる。価格は4万2000円(消費税込)と、このクラスのスペシャル・モデルとしてはむしろバーゲンプライスだった。

このほかにも同社ブースではこの春以降リリース予定の試作モデルや新製品も展示され、さらにレアな完売品、B級品、さらに同社がリバイバルさせたスーパーカー消しゴムのガチャガチャまで、コアなコレクター以外にも注目のアイテムが目白押しで、つねに多くのファンで賑わっていた。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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