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雪の少なさが心配された「北海道ブリザードラリー」が開催! タイのアジアクロスカントリーラリー参戦チームもトヨタ「ハイラックス」で走った!

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 今回初参戦となったアルンポン組の33号車は、SS2で2番時計をたたき出し9分12秒3のタイムでクラス4位を獲得
  • 30号車の番場組は全SSでトップタイムをマーク(トータルタイム8分08秒8)し優勝。番場選手は昨年の第3戦からの5連勝となった
  • マナ/キティサック組(No.32 TOYOTA HILUX FAST FORWARD)
  • 2024年の第4戦以来の参戦となったマナ組の32号車は、7SSで番場組に続く2番手タイムをマークしトータルタイム8分38秒7でXC-2クラス2位
  • 2024年の第4戦「RALLY HOKKAIDO」以来の参戦となった藤野組は8分53秒1のタイムでXC-3クラス2位に入った
  • 相原泰祐/上原あずみ組(No.35 D-SPORT Racing ロッキー)
  • アルンポン/ウィチャイ組(No.33 TOYOTA HILUX FAST FORWARD)
  • ⽻根⽥ 琴/藤⽥めぐみ組(No.34 CUSCO DUNLOP HILUX)
  • 34号車の羽根田組は9分42秒3でクラス5位にとどまった
  • 藤野秀之/玉城詩奈組(No.36 WISTERIA TY ジムニーシエラ)
  • 番場 彬/梅本まどか組(No.30 CUSCO YHジオランダーHILUX)
  • 2025シーズン開幕戦は大きな事故もなく無事に終了した
  • ロッキーの相原組はクラス3位(9分5秒8)を獲得

青木拓磨選手もジムニーで参加

2025年のラリーシーズンの幕開けとなるJAF北海道地区ラリー選手権第1戦「北海道ブリザードラリー」が2025年2月2日(日)に開催されました。このJMRC北海道TEINラリーシリーズ・クローズド部門では、AXCR(アジアクロスカントリーラリー)で優勝経験のある青木拓磨選手もジムニーで参加しました。

計6本のSSで競技

「北海道ブリザードラリー」当日の2025年2月2日は首都圏では雪の予報が出されていましたが、2025年の北海道、それも札幌周辺は50年に一度というレベルの雪不足。

「ここまで雪が少ないのは初めてのこと」

とスタッフが語るほどに雪の少ない日が続いていました。この北海道地区の開幕戦もその雪が少ない中でのラリーで、ブリザードとは真逆の3月上旬に近いポカポカな陽射しの下で、シーズンの開幕となる1戦はスタートとなりました。

北海道ブリザードラリーは北海道千歳市の新千歳モーターランド周辺で開催。JAF北海道地区ラリー選手権クラス/JMRC北海道TEINラリーシリーズチャンピオンクラスに26台、同ジュニアクラスには2台がエントリー。併催となるXCRスプリントカップには10台、ラリー競技参戦への敷居を低くしたMRC北海道スノーチャレンジカップ(クローズド部門)に14台が参戦することになりました。

コースは、新千歳モーターランド内の特設コースが2本(東コースとジムカーナコース)×2回、そして午後には安平町の春日幹線に設けられたSSを2回走行する、計6本のSSでの競技となります(クローズド部門は新千歳モーターランド内のSSのみ)。

北海道ブリザードラリーの中でもXCRスプリントカップは非常に幅広い顔ぶれとなりました。XC-2クラスに昨年から継続して参戦するクスコの2台のトヨタ「ハイラックス」には、番場 彬/梅本まどか組(No.30 CUSCO YHジオランダーHILUX)と、以前ここでも紹介した現役大学生ドライバー羽根田 琴選手が藤田めぐみ選手と組んで走ります(No.34 CUSCO DUNLOP HILUX)。

AXCRに参戦したトヨタ ハイラックスも参戦

そしてTGRタイランドからアジアクロスカントリーラリーに参戦をし、2024年大会で優勝しているMana Pornsiricherd/Kittisak Klinchan組(No.32 TOYOTA HILUX FAST FORWARD)、同じくAXCRに参戦していたArunpong Sririt/Wichai Wattanawisuth組(No.33 TOYOTA HILUX FAST FORWARD)がFAST FORWARD SPORTからトヨタ ハイラックスで参戦しました。

XC-3クラスには、相原泰祐/上原あずみ組がD-SPORT Racingからダイハツ「ロッキー」で参戦。またD1GPで2017年と2023年にタイトルを獲得している藤野秀之がスズキ「ジムニーシエラ」(No.36 WISTERIA TY ジムニーシエラ/コ・ドラは玉城詩奈選手)で参戦。

またXCRスプリントカップではないですが、JMRC北海道TEINラリーシリーズ・クローズド部門では、AXCRで優勝経験のある青木拓磨もジムニー(No.44 GEOLANDAR APIOジムニーJB64/コ・ドラは間野目聖子選手)でこのスノーラリーに初挑戦をすることとなり、2023年と2024年のAXCRのチャンピオン2名が揃った1日となりました。

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