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ボルボ史上最高の乗り心地を実現した「EX30 クロスカントリー」登場!EX30シリーズがラインアップを拡充

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 木村博道(KIMURA Hiromichi)

サスストロークの増加により乗り心地の向上と穏やかなハンドリング

EX30クロスカントリーで都内を走り出すと、混雑した道でのコンパクトなボディサイズと完全停止するワンペダル機能による走りやすさはもちろん、まずは専用サスペンション&19インチサマータイヤによる乗り心地の良さに感動だ。とにかく、しなやかかつフラットで荒れた路面、段差をソフトにいなす快適感は、改良されたシートのかけ心地の良さと相まって、もう絶品だったのである。大げさに言えば、ボルボSUV史上、最上の乗り心地……と表現してもいいかも知れない。

しかも、クロスカントリー専用の19インチタイヤが発するロードノイズも極めて小さく、ボディ側の遮音性能の高さもあって、BEVならではの車内の静かさを鮮明にしてくれたのである。思わず「電気自動車はこうじゃなくちゃ」と唸ってしまったほどだ。

そう書くと「最低地上高が20mmもUPして、操縦性や安定感はどうなるんだ!!」という声も聞こえてきそうだが、心配無用。今回は首都高速のゆるいカーブやタイトなカーブでは、標準のEX30との操縦性に大きな違いは見受けられない。パワーステアリングの穏やかでウルトラスムースな操舵感とともに、けっこうなスピードでカーブに飛び込んでも、4輪のタイヤが路面に張り付くような水平感覚のマナー、安定感、安心感を見せつけてくれたのである。

しかも、速い。0-100km/h 3.7秒のスポーツカーに匹敵する動力性能は強烈で、ノーマルモードでも素晴らしく速い。パフォーマンスモードにセットしようものなら、アクセルレスポンスの高まりとともに、それこそ血の気が引き、体がのけぞるほどの強力な加速力を瞬時に、シームレスに発揮してくれるのだから驚きを隠せなかった。

ハイパフォーマンスカー並みの走りと上質な乗り味の融合

2026年モデルのボルボEX30に、新たに加わったクロスカントリーは、タフネスさあるエクステリアデザイン、バージョンアップされたインフォテイメントシステムや各種機能(ワンペダル機能やドライブモードなど)による使い勝手の向上はもちろん、極上にコンフォータブルな乗り心地、快適性、静粛性とともに、ハイパフォーマンススポーツカー並みの動力性能を与えられている。航続距離にも余裕ある、電気自動車という以前に完成された魅力溢れるクルマ、電動車と言っていい。

手頃なサイズの電気自動車を探している人はもちろん、サスティナブルに感心がありながら、まだ「電気自動車に抵抗がある……」そんな人にとっても選ぶ価値のある満足度の高い1台だと思えたのも本当だ。

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  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 青山尚暉(AOYAMA Naoki)
  • 学生時代からプロミュージシャンとして活動し、ある日突然自動車専門誌、輸入車専門誌の編集者に転身。その後、モータージャーナリストに。新車試乗記やクルマコラムの執筆だけでなく、1台のクルマに対して20カ所以上を独自開発ツールで計測する車両パッケージ解説にもこだわりまくる性分。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動し、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿について情報発信。Web、専門誌、一般誌、ラジオ、TV、インターペット、キャンピングカーショーなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言。小学館@DIME、PETomorrowなどでは愛犬とのライフスタイル、ドッグフレンドリーカー記事を展開中。カートップの連載「CT DOG」をまとめた『愛犬と乗るクルマ』はドッグフレンドリーカー選び、愛犬とのドライブ旅行のバイブルとなるムック本。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」「ムリしないで外車が買える本」「すごい海外旅行術」など。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、デザインにも携わっている。趣味はスニーカー、バッグ、帽子の蒐集。今も音楽をいい音で聴くことにこだわり、愛車のサウンドシステムは総出力400W 10チャンネル9スピーカーで構成されるデンマークの「DYNAUDIO」。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~)。
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