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モデル末期の現行型マツダCX-5のディーゼル車を1300km走って再チェック!リッター20kmを記録

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TEXT: 萩原文博(HAGIHARA Fumihiro)  PHOTO: 萩原文博(HAGIWARA Fumihiro)、MAZDA

  • マツダCX-5XD ドライブエディション:東京から関越自動車〜北陸道経由での大阪までの往路の燃費は18.9km/L
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:復路の東名高速・名神高速ルートは20.0km/Lを達成
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:1300km走行して燃費は19.1km/Lとカタログ数値を大きく上まわった
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジン
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:窓にしぶきがかかってもキャンセルにならなかったADAS
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:現行型CX-5のフロントスタイル
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:現行型CX-5のリアスタイル
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:現行型CX-5のインテリア
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:非常に疲れにくいフロントシート
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:おくだけスマホの充電ができるのは非常に便利
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:東海環状道でもっとも大きなSAが美濃加茂SA
  • 本巣PAにはカフェ&マルチェが隣接していておみやげが購入できる
  • 新規開通に合わせてオープンした本巣PA
  • マツダCX-5XD ドライブエディション:新設定されたXDドライブエディション

新型では設定のない現行型ディーゼル車の実力を再チェック

2025年7月にマツダ新型「CX-5」の欧州仕様が登場し、日本国内市場は2026年春に導入予定と言われています。もう現行モデルはこのままフェードアウトかと思いましたが、10月9日にディーゼル車のXDに新グレード「「XD ドライブエディション」を設定されました。新型ではラインアップされないというディーゼルエンジンですが、今後中古車市場では主力となるはずなので、ロングドライブをして再確認しました。果たして現行型CX-5は新車と中古車「どちらが買い!」なのでしょうか。

新グレード「XD ドライブエディション」は上位グレードと同装備で約10万円安

2025年7月10日、マツダは3代目となる新型CX-5を世界初公開した。新型CX-5は、初代モデルから継承しているデザインや走行性能をさらに進化させつつ、一新したヒューマン・マシン・インターフェイスをはじめ、強化・拡充された通信機能やアプリケーションを採用。そして先進の運転支援システムなどをアップデートし、すべての乗員が安心・安全・快適にドライブを楽しむことができるクルマを目指している。気になる発売時期は、欧州では2025年末、そして日本を含むそのほかの市場が2026年中を予定している。

新型が発表されたことにより、2代目となる現行CX-5はこのまま何の手も入れられずに販売終了……と思っていたら、10月9日ディーゼルエンジンを搭載したXD(クロスディー)にスポーティで上質な新グレード「XD ドライブエディション」の追加を発表。同時にグレード構成の変更も行われた。

新グレードの「XD ドライブエディション」は、ピアノブラックのドアミラーをはじめ、ブラッククロームのシグネチャーウィング、縦基調/ピアノブラックのフロントグリル。そして19インチのブラックメタリック塗装のアルミホイールを標準装備して、車両本体価格は2WD車(FF)が390万1700円、4WD車は413万2700円となっている。

また、XDスポーツアピアランスの価格変更が行なわれ、2WD車は390万600円から385万円、4WD車が413万1600円から408万1000円と値下げされた。さらにレストスポーツエディションやフィールドジャーニー、エクスクルーシブモードなどは廃止されている。

XD ドライブエディションは、シート材質にナッパレザーを使用し、運転席&助手席のシートヒーター&ベンチレーション、そしてリアシートにはシートヒーターを備えている。これらの装備から従来のエクスクルーシブモードからの名称変更と言える内容だ。ちなみにエクスクルーシブモードの価格は2WD車399万4100円、4WD車422万5100円だったので、XD ドライブエディションは装備同等で約10万円安くなっていて非常に魅力的なグレードといえるだろう。

2016年の登場から小変更を繰り返し2021年に2度目の大幅改良を実施

新型CX-5にはディーゼルエンジンの搭載予定がないという噂なので、2.2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載したCX-5でロングドライブを行い、その実力のおさらいを行うとともに、現在の中古車事情について紹介する。

2代目となる現行型CX-5は2016年11月に発表され、2017年2月より販売開始。デビュー当初は、2L/2.5L直列4気筒ガソリンエンジンと2.2L直列4気筒ディーゼルターボの3種類だったが、2018年~2021年まで2.5L直4ガソリンターボエンジンが設定されていた。組み合わされるトランスミッションは6速ATを中心に2.2L直4ディーゼル車に6速MTを設定。駆動方式は全グレードで2WDと4WDを選ぶことができた。

現行型CX-5は毎年のように一部改良を行っているが、2018年そして2021年に大きな商品改良を行っている。2021年11月に行った2度目の大幅改良では、外観の変更とともに走行性能ではマツダ3から採用している車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャ」の考え方を取り入れ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指すと同時に快適性・静粛性も向上させている。

走行シーンに応じてスイッチ操作ひとつで任意に走行モードを切り替えられる「マツダ・インテリジェント・ドライブ・セレクト(通称ミードライブ)を新採用。マツダらしい人馬一体感をオンロードからオフロードまで余すことなく味わえるようになっている。

また、SUVの機能性として重視される荷室のフラット化や防水加工により使い勝手が向上しただけでなく、ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを新設定。アウトドアだけでなく、日常の買い物などにおける利便性を向上させている。

運転支援システムでは、アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)の進化やクルージング&トラフィック・サポート(VTS)を採用し、安心・安全で快適な運転をサポートしてくれる。中古車で狙うとすれば、2021年11月の2度目の大幅改良後のモデルを中心に狙いたい。

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