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50年前のヒストリアモデルと最新ハイテクモデルが同時展示する「IAA2025」で迷子になる⁉︎【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

馴染み深いフランクフルトからミュンヘンに開催地移転6年3回目のIAA

長年フランクフルトで開催され、恐らく世界のどこよりも盛大なモーターショーだったIAAInternationale Automobil Ausstellung)がフランクフルトからミュンヘンへ移ってきて早くも6年が経ち、第3回目が開催されました。地元で活躍中のモータージャーナリスト・池ノ内みどりさんから早速報告が届きました。

ドイツの名門ブランドは自動車の原点に立ち返る意味深な展示

以前は自動車の新モデルが華々しく発表されるモーターショーでしたが、ミュンヘンへ移ってきてからはIAA に『モビリティ』が付け加えられ、自動車だけではなく自転車や公共交通機関等、さまざまなモビリティも焦点となりました。

6年前にIAAがミュンヘンへやって来た頃は世界中で続々とEV化発表が行われました。自動車メーカーだけでなく一般の消費者さえも、内燃機関に乗れなくなってしまうのではないかと酷く動揺が走った時期で、展示されている車両の大半がEVというなんとも寂しい事態となりました。第2回目が開催された2年前には少しずつそのEV化に“待った”がかかったような状態となり、ハイブリッドや内燃機関の台数が増しました。

3回目となる今年はVW(フォルクスワーゲン)やメルセデスベンツ、BMW、アウディといったドイツ老舗メーカーは旧車も展示していました。きっとそれは原点回帰の意味もあったのではないかと推測しながら見ていました。最新のEVやハイブリッドカーが並ぶ上で、50年程前の自動車が最新のハイテク自動車と一緒に並ぶなんて先人のエンジニアたちは想像もつかなかったでしょうね。

今年のIAAは中韓メーカーが躍動の一方で日本メーカーの出展は……ゼロ⁉︎

毎年プレスデーからスタートしますが、以前のフランクフルトでは広大なメッセの敷地で開催されていたのですが、ミュンヘンに移ってからは郊外のメッセ会場と街のオープンスペースの2会場での開催となりました。

プレスデーにはさまざまな言語の方が来場されるのでインターナショナルな雰囲気です。しかしミュンヘン開催になった6年前からはとくに中国や韓国系の出展社が劇的に増え、それに伴うインフルエンサーやYoutuberらしき方々を多く見掛けしました。日本企業はサプライヤーでちらほら見掛けましたが、自動車メーカーとしての出展はゼロでなんとも残念な気持ちでいっぱいです。

メッセ会場のプレスデーは、以前のフランクフルト時代のような超激混みではなくなったのは良いのですが、ワクワクドキドキ感が減ったのがとても残念なところです。最近は各自動車メーカー共にIAAの少し前にプレスリリースを配信して、事前にIAAで発表するモデルの写真を公開するので、ちょっと新鮮味に欠けてしまいます。

方向音痴なこともあり矢印や看板のどおりに歩いているつもりが、途中で目に入ったブースを見ている内に知らず知らずに反対方向へ歩いてしまいメッセ会場の出口になかなか辿り着かず、さらに疲れるということを繰り返しながら駐車場へぐったりして到着からの帰途に(笑)。さて、翌日は街の中心地にあるオープンスペースのメディア公開に行くために、朝イチからママチャリ出動です!

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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