ガソリンが尽きてしまうほど客が群がる安いセルフのガススタ
DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の最終戦の開催されたホッケンハイムリンクを訪れたモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。レース取材の後にありつけたのは愛情たっぷりの暖かい郷土料理でした。しかし帰路につくときにはガソリン難民寸前になったり、アウトバーンが大渋滞だったりで大変なことに。帰宅したのは深夜だったそうです。
日本の贈答品級の豚肉料理が不人気というドイツでの不思議発見
この日のランチはカッスラーという豚肉を塩漬けして燻製したもので、典型的なドイツ料理という感じです。西洋わさびを付けて食べるとかなりおいしいですよ、とケータリングスタッフからおススメ頂いたので試してみたら、豚肉と相性抜群で本当においしい!
日本の贈答品で頂く高級ハムのような感じのカッスラー。お肉も柔らかくておいしいのですが、メディアセンターではこれが苦手なドイツ人が結構いてフシギでした。私はしっかりおかわりまで頂きました(笑)。私の住む南ドイツではあまり見掛けないお料理で、ドイツ人によるとヘッセン州の郷土料理だとか(所説あるそうです)。
ランチの後は、メディアセンターでサポートレースのGT4を観ながらデザートのケーキを食べて、久々に会った人たちとひと通り雑談をして、渋滞も酷いことから少し時間を置いてメディアセンターを出ました。

レース後のお約束ではないけども土砂降りのなかの大渋滞
ホッケンハイムの町の中心地には、大型スーパーマーケットのセルフのガソリンスタンドがあり、一般的なガソリンスタンドより随分と安いのです。そこで満タンにしようと立ち寄りましたが、案の定、レースを観た帰りらしき人たちの行列です。私の前に並んでいたクルマから女性が降りて来て「ガソリンがどれもカラみたいよ」という衝撃な情報を教えてくれました。
他の列の人も「こっちもカラだ、何も出てこない!」と。私の並んでいた給油塔では『スーパー(E95)』というドイツのレギュラーガソリン的な位置付けの燃料で、みんなが言うようにカラで何も出てきませんでしたが、『E10』という、ややオクタン価が低いガソリンは出てきましたので無事に給油出来ました。そうすると、周りの人たちが「そこはまだ残っているらしいぞ!」と一斉に私に視線が注がれました(笑)。
給油してアウトバーンに乗ろうとしましたが、ひどい渋滞で国道を延々と走ったと思えば、次は事故渋滞とラジオから流れてきましたので、随分遠まわりをして帰るハメに。おまけに真っ暗の中でどしゃぶり。早朝からサーキットを歩き回っていたので、どっと疲れが押し寄せてきましたが、愛車には日本のお菓子をいつも積んでいますので、日本の味と懐メロに癒されながらの深夜帰宅となりました。












































































