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ヨーロッパでも安いガススタンドにクルマが集中!給油難民必死なホッケンハイムのセルフスタンド【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)/DTM

  • ABTチームのレース中のピットの様子
  • DTMでは、スーパーGTにとくに敬意を表しサーキットサファリが開催されています。しかし、DTMでの正式名称は「トラックサファリ」です
  • DTMでは必ず毎戦ピット1つをファンに開放しています。ファンは入場無料で、ピットを走り抜けるレーシングカーを間近で観ることが可能です
  • DTMのセーフティーカーなどのオフィシャルカーはスペインのクプラ製です。クプラはドイツで非常に人気のあるメーカーです
  • DTMのタイヤはピレリのワンメイクです
  • F1のアルピーヌにもスポンサーをするウォーターフィルターや浄化システムのBWTでは、Tシャツやウォーターボトルが販売されています。テントの裏には無料で給水できるポイントもあります
  • カラフルなマシンが並び、煌びやかな雰囲気です
  • VIPゲスト以外は、このホスピタリティへ入れません
  • このクレープ屋さんはいつも大人気です。日本のようにバリエーションはなく、ヌテラやバターのみのシンプルなクレープです
  • この日はもう閉まっていましたが、とくに土日はノベルティがもらえるルーレットくじに多くのファンが並んでいました。あまりにも長蛇の列で、私は断念しました
  • シリーズチャンピオン候補のルーカス・アウワー選手のレース中のピットの様子
  • スタートグリッドは人が多すぎて、写真を撮るのも大変です
  • ドイツ人にはあまり人気のなかったカッスラーは、西洋わさびをたっぷりつけて食べるととても美味
  • トヨタGazooレーシングのWRCドライバー、セバスチャン・オジェ選手はたまにDTMに来ています。オジェ選手夫人はDTMのTVレポーターです
  • パドックにはチームショップやDTMショップがあらゆるところに出展しています
  • ピットストップの前には準備運動が重要です
  • ポルシェ・カレラカップのホスピタリティでは、じつはワッフルが無料でした。「バターテイスト+ポルシェ」と記載されていました
  • ポルシェ・カレラカップのミシュランのワンメイクタイヤの廃タイヤが欲しいファンも大行列。遠い駐車場まで持って行くのも大変そう…
  • 懐かしいポルシェのレーストランポを模したワッフル屋さんです。良い匂いに誘われ、列に並んでみました
  • マンタイ・レーシングのネオンイエローのグッズは交通安全にも役立ちそうです
  • もちもちでフワフワ、とくにおいしかったワッフルです。無料とは太っ腹ですね
  • ランボルギーニのチームのホスピタリティの前でもルーレットくじが開催されています。当たったら何を頂けるのでしょうか
  • 元トヨタのF1ドライバーのティモ・グロック選手は、マクラーレンでDTMで参戦しています
  • 歴代のDTMチャンピオン全員がバナー展示されています
  • DTMでは、日本のレースアンバサダーのような華やかな衣装の女性はおらず、「グリッドガール」という形で肌の露出は少なめです

ガソリンが尽きてしまうほど客が群がる安いセルフのガススタ

DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の最終戦の開催されたホッケンハイムリンクを訪れたモータージャーナリストの池ノ内みどりさん。レース取材の後にありつけたのは愛情たっぷりの暖かい郷土料理でした。しかし帰路につくときにはガソリン難民寸前になったり、アウトバーンが大渋滞だったりで大変なことに。帰宅したのは深夜だったそうです。

日本の贈答品級の豚肉料理が不人気というドイツでの不思議発見

この日のランチはカッスラーという豚肉を塩漬けして燻製したもので、典型的なドイツ料理という感じです。西洋わさびを付けて食べるとかなりおいしいですよ、とケータリングスタッフからおススメ頂いたので試してみたら、豚肉と相性抜群で本当においしい!

日本の贈答品で頂く高級ハムのような感じのカッスラー。お肉も柔らかくておいしいのですが、メディアセンターではこれが苦手なドイツ人が結構いてフシギでした。私はしっかりおかわりまで頂きました(笑)。私の住む南ドイツではあまり見掛けないお料理で、ドイツ人によるとヘッセン州の郷土料理だとか(所説あるそうです)。

ランチの後は、メディアセンターでサポートレースのGT4を観ながらデザートのケーキを食べて、久々に会った人たちとひと通り雑談をして、渋滞も酷いことから少し時間を置いてメディアセンターを出ました。

レース後のお約束ではないけども土砂降りのなかの大渋滞

ホッケンハイムの町の中心地には、大型スーパーマーケットのセルフのガソリンスタンドがあり、一般的なガソリンスタンドより随分と安いのです。そこで満タンにしようと立ち寄りましたが、案の定、レースを観た帰りらしき人たちの行列です。私の前に並んでいたクルマから女性が降りて来て「ガソリンがどれもカラみたいよ」という衝撃な情報を教えてくれました。

他の列の人も「こっちもカラだ、何も出てこない!」と。私の並んでいた給油塔では『スーパー(E95)』というドイツのレギュラーガソリン的な位置付けの燃料で、みんなが言うようにカラで何も出てきませんでしたが、『E10』という、ややオクタン価が低いガソリンは出てきましたので無事に給油出来ました。そうすると、周りの人たちが「そこはまだ残っているらしいぞ!」と一斉に私に視線が注がれました(笑)。

給油してアウトバーンに乗ろうとしましたが、ひどい渋滞で国道を延々と走ったと思えば、次は事故渋滞とラジオから流れてきましたので、随分遠まわりをして帰るハメに。おまけに真っ暗の中でどしゃぶり。早朝からサーキットを歩き回っていたので、どっと疲れが押し寄せてきましたが、愛車には日本のお菓子をいつも積んでいますので、日本の味と懐メロに癒されながらの深夜帰宅となりました。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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