愛犬シュンも太鼓判?
2025年12月4日に開催された「2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終選考会。スバル「フォレスター」と激しいデッドヒートの末、惜しくも次点(2位)となったホンダ「プレリュード」ですが、我らがAMWの選考委員である島崎七生人氏は、あえてこのモデルを1位に指名しました。なぜ彼はプレリュードを選んだのか? その理由を試乗リポートを通して解き明かします。
愛犬とのドライブで探る新型プレリュードの実用性
「うーむ、新型プレリュード後席のヘッドクリアランスはボクには人の握りコブシ2.5個分ってとこかな……」
と記事中の写真で言っているのは、乗り心地・NVH評価担当の我が家の飼い犬のシュン(柴犬・♂・3歳10カ月)である。何を言いたかったのか? というと、我が家もそうだが、大人2人+犬1匹といった家族構成であれば、日常的にはプレリュードでも十分に実用車として通用するということだ。
2ドア車の後席へのシュンの乗せ降ろしも、今は体重15kgのカレを家内か僕が抱きかかえて行っている。だが、「ヨシ!」のコマンドを教えて、カレが自分で乗り降りを覚えてくれれば、飼い主2名の腰への負担も少なくなるだろう。
初代からリアルタイムで見てきた僕が抱くプレリュードへの親近感
ところでプレリュードと聞くと、少し人生を長めにやってきた僕らの世代では、リアルタイムで見てきた1978年の初代からの姿が走馬灯のように浮かぶ。初代は従兄弟が持っていて、一時期自宅の庭に濃紺のプレリュードが停まっていたし、当時の外誌(「ROAD & TRUCK」か「CAR and Driver」だったと思う)にVW初代「シロッコ」とハンドリングを比較する記事が載っていた。当時の僕は中古車で出会ったまさにそのシロッコに乗っていたことから、興味深く記事に目を通した覚えがある。
2代目、3代目のプレリュードは学生から社会人になりたての頃で、同世代の友人(女子を含む)が乗っていた。4代目、5代目は、僕を拾ってくれた編集プロダクションから飛び出してフリーランスになった頃で、「GOLD CARトップ」の取材でデザイナーのインタビューをさせてもらった。ベルノ店へはカタログを貰いに足を運んだものの、自分で注文書を書いてきたことは1度もない(ホンダ モンキーならホンダファミリー東京から買って今も物置きのなかにある)。しかし、プレリュードというと、そういうわけで国産車のなかでも親近感の湧くメイクのひとつだ。
先の日本カー・オブ・ザ・イヤー2025−2026では大賞をスバル フォレスターに譲り2番手となった。しかし、SUVが主流で軽自動車の販売台数が4割超というなか、ハイブリッドを手段としつつもプレリュードというこの2ドアクーペを24年ぶりに復活させたホンダの心意気を僕は推した(S660やホンダeのようにすぐに終了にしないで欲しいとの願望も込めている)。もちろん言われているように617万9800円のプライスタグはなかなかのものだが、もしも自分で乗れるのなら結構シアワセなことなのではないか? などと、紙のカタログと初回特別仕様のカモフラージュラッピングのトミカを手元で眺めながらこの原稿を書いている。






















































