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クルマの極寒・灼熱テストは屋内施設で完結!-40℃〜+60℃を再現できるメルセデスの風洞室が凄すぎる

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TEXT: 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)  PHOTO: Mercedes-Benz AG

灼熱の砂漠の太陽から熱い夏の路面までをシミュレート!

灼熱や強い太陽放射の状況下も作り出せる気候風洞のヒートチャンバーでは、-10℃から+60℃の温度を生成できる。加えて32個のランプを備えた太陽光シミュレーションシステムも備え、自然光に相当する放射スペクトルを再現。8×2.5メートルのエリアで、放射強度は1平方メートルあたり200W〜1200Wで調整可能。最高レベルは、アメリカのデスバレーのような灼熱の砂漠地帯でしか見られないような非常に強い日差しも作り出せる。

このような灼熱の環境下で「ホットロード」と呼ばれる機能も備えている。これは路面温度を+50℃から+70℃の間で連続的に調整できる模擬路面で、真夏の路面温度を正確に再現。冷間同様、可能な限り現実に近い状態を作り出すことが目標である。

気候風洞の最大のメリットは、屋外でのテストのように気候に一切影響されないことだ。あらゆる気象条件をいつでも、しかも非常に小さな許容誤差でシミュレートすることで、データの安定性や精度を高めることができる。

車内の快適性を高めてもエネルギー消費率は低減

効率性と快適性を新たなレベルに引き上げた新型GLBにも触れておこう。例えば、外気温が-7℃の環境で20分間走行した場合、車内暖房の効きは前モデル比で2倍。さらには温まるまでの時間は、従来型パワートレイン(内燃機関=ICE)搭載モデルよりも大幅に短縮されている。新型電気自動車(ハイブリッドもある)GLBは、前モデルと比較して約半分のエネルギーしか必要としない。このエネルギー削減は、電気自動車の航続距離にプラスの影響を与えている。

人が車に乗り込むとすぐに、暖房が自動的に作動。まず上半身と手を温める。これにより、プレコンディショニングを使用しなくても、素早く快適な温熱環境を実現する。さらに、システムはより直感的で快適に操作でき、個々のニーズに合わせてさまざまな調整が可能である。乗員が充電中、車内で座っているとき、あるいは仮眠中であっても、システムはインテリジェントな予測的作動に基づき、暖房と冷房をシームレスに制御する。

このシステムの中核を成すのは、VISION EQXXテクノロジープログラムから改良された革新的なヒートポンプである。いわゆるマルチソースモデルとして、電気駆動装置とバッテリーからの廃熱、そして周囲の空気という3つのエネルギー源を並行して利用できる。この「無償」の熱を利用することで、ヒートポンプはGLBの高効率化に貢献している。このプロセスは、同等の出力を得るための補助ヒーターの約3分の1の電力で実現される。

5人乗りと7人乗りを設定する新型GLB!

新型GLBは、5人乗りと7人乗りの2タイプを用意し、幅広いニーズに対応している。先代モデルと比較すると、新型GLBは1列目と2列目のヘッドルームが格段に広くなり、標準装備のパノラミックルーフが開放感をさらに向上させている。2列目シートの座り心地は、レッグルームの拡大と太ももまわりのサポートの強化により大幅に向上。オプションの3列目シートは、先代モデルより乗降性がアップしているのは、イージーエントリー機能の可動範囲が大幅に拡大されたためである。

新型GLBシリーズの本国市場導入は2026年春を予定されている。

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  • 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)
  • 妻谷裕二(TSUMATANI Hiroji)
  • 1949年生まれで幼少の頃から車に興味を持ち、40年間に亘りヤナセで販売促進・営業管理・教育訓練に従事。特にメルセデス・ベンツ輸入販売促進企画やセールスの経験を生かし、メーカーに基づいた日本版のカタログや販売教育資料等を制作。またメルセデス・ベンツの安全性を解説する独自の講演会も実施。趣味はクラシックカー、プラモデル、ドイツ語翻訳。現在は大阪日独協会会員。
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