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マツダ「RX-7 IMSA仕様」かと思ったらNA型「ロードスター」でした! エンジンは「RX-8」のロータリーを搭載…ランニングコストも考慮

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

エンジンは13Bを搭載

このクルマ、見た目だけがRX-7 IMSA仕様っぽいというわけではなく、エンジンも乗せ換え、じつは13Bロータリーユニット搭載車という仕様になっている。エンジンは、供給とコストの問題を考えて「RX-8」用パワーユニットを選択した。じつはRX-7用13Bは現在値段が跳ね上がっていて、今後も楽しむなら、ランニングコストの面からもRX-8搭載13Bエンジンの方がお得に楽しめるということだった。

ちなみに、このパワーユニット、やはりロータリーエキシビジョンブースに並ぶ車両としてマニアックなイジり方をしていて、通常ロータリーNAチューンならダウンドラフトが定番になるが、あえてサイドドラフト仕様にアレンジ。その理由は、みんなと同じじゃつまらないから……となるが、もう一方で、あまりいないサイドドラフトも楽しいというメッセージ性を持たせている。

ダウンドラフト仕様の方が横Gに対して強く、サーキット走行などで多くのメリットを発揮するとされているが、このRX-8用エンジンでサイドドラフトを作ってみると、角度的にもちょうど程よくバランスが良い。これなら片寄り時に空吸いも起きないので、あえてのサイドドラフト仕様を採用したとガレージIの代表は話してくれた。

ボンネットを開けた状態で佇むRX-7 IMSA仕様なNA6Cロードスターは、レプリカとは違った意味で楽しめるクルマに仕上がっていた。オーバーフェンダー装着のスパルタンなルックスは、ロードスター乗りにとっても、コレって良いかも! そう思わせてくれる完成された1台だった。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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