エンジンは13Bを搭載
このクルマ、見た目だけがRX-7 IMSA仕様っぽいというわけではなく、エンジンも乗せ換え、じつは13Bロータリーユニット搭載車という仕様になっている。エンジンは、供給とコストの問題を考えて「RX-8」用パワーユニットを選択した。じつはRX-7用13Bは現在値段が跳ね上がっていて、今後も楽しむなら、ランニングコストの面からもRX-8搭載13Bエンジンの方がお得に楽しめるということだった。
ちなみに、このパワーユニット、やはりロータリーエキシビジョンブースに並ぶ車両としてマニアックなイジり方をしていて、通常ロータリーNAチューンならダウンドラフトが定番になるが、あえてサイドドラフト仕様にアレンジ。その理由は、みんなと同じじゃつまらないから……となるが、もう一方で、あまりいないサイドドラフトも楽しいというメッセージ性を持たせている。
ダウンドラフト仕様の方が横Gに対して強く、サーキット走行などで多くのメリットを発揮するとされているが、このRX-8用エンジンでサイドドラフトを作ってみると、角度的にもちょうど程よくバランスが良い。これなら片寄り時に空吸いも起きないので、あえてのサイドドラフト仕様を採用したとガレージIの代表は話してくれた。
ボンネットを開けた状態で佇むRX-7 IMSA仕様なNA6Cロードスターは、レプリカとは違った意味で楽しめるクルマに仕上がっていた。オーバーフェンダー装着のスパルタンなルックスは、ロードスター乗りにとっても、コレって良いかも! そう思わせてくれる完成された1台だった。












































