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【2025年版】国産車の高級機能5選! トヨタ「センチュリー」の冷蔵庫装備は当然として、スズキ「スペーシア」にオットマンが装備された!

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: TOYOTA/HONDA/SUZUKI

アル・ヴェルの最上級グレードシート

トヨタの高級ミニバンがご存じ「アルファード」「ヴェルファイア」。その最上級グレードである「Executive Lounge(エグゼクティブ・ラウンジ)」には、専用のセカンドシートをはじめ、まさに究極のおもてなし装備がずらりと投入されている。

まず、シート表皮には上質な肌触りのプレミアムナッパ本革を採用。足を伸ばせるオットマン機構を持つほか、リクライニング使用時における座面の高さと座面角を最適化することで、極上の休息空間を演出する。また、センチュリーなどにも採用する「リフレッシュシート」も搭載。座面内のエアブラダー(空気袋)を膨張させることで、乗員の背中から大腿部までを押圧し、心身のリフレッシュに寄与する。

さらに、通常のシートヒーターに加え、アームレストとオットマンまで加温範囲を拡大。セカンドシートの前後スライドは電動で楽に操作できるほか、480mmのロングスライドを可能とすることで、足元に余裕ある空間を作り出せる。

ほかにも、空調や照明など、後席の多彩な機能を操作できる「リヤマルチオペレーションパネル(脱着式)」やTVやスマートフォンの映像を楽しめる14インチ後席用ディスプレイなど、贅を尽くした装備が満載。これらにより、アルファード&ヴェルファイアのExecutive Loungeは、セカンドシートに一度座ったら動きたくなくなること間違いなしの快適さだといえるだろう。

スペーシアの後席オットマン

最後は、ちょっと番外編。2023年11月に登場した現行のスズキ「スペーシア」に採用されている、軽自動車では珍しい後席オットマン機能を紹介しよう。スペーシアは、全高が1700mmを超える軽スーパーハイトワゴンに属するモデル。ライバル車には、登録車を含めた新車販売台数でたびたびトップを獲得し、今や「日本一売れているクルマ」といえるホンダ「N-BOX」などがある。

いずれも、ファミリー層を中心に大きな支持を受けており、大人4名がゆったりと座れる広い室内や、電動スライドドアなどの使い勝手がいい機能が充実していることが特徴だ。ただし、ここまで紹介したハイエンドなモデルの装備と比べると、その装備にあまり高級感はない。あくまで、多くのユーザーが使いやすく、しかも比較的リーズナブルな価格で入手できることが一番の特徴だ。

そんな軽スーパーハイトワゴンに、前述の後席オットマン機能を備えたのが現行スペーシアだ。これは、スズキが「マルチユースフラップ」と呼ぶ機構のひとつ。停車時に左右セカンドシートの座面先端に付いているフラップを引き出すことで、足を伸ばせるオットマンとして利用することができる。

ただし、やはり車体サイズに制約のある軽自動車だけに、アルファード&ヴェルファイアのように広々とした後席になるという感じではない。ちなみに、マルチユースフラップには、ほかにも、走行中に乗員の安定した姿勢をサポートする「レッグサポートモード」や、座面に置いた荷物の落下を予防する「荷物ストッパーモード」といった機能もある。

スペーシアでは、どちらかといえばオットマンよりこれら2機能の方がメインのようだ。後席オットマンは、あくまで「軽自動車でも高級車の雰囲気を味わえる」という意味合いが強い。でも、個性的な装備を持つという意味では、まさにスズキを代表するモデルのひとつだといえるだろう。

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