初代W460をインスパイアした最新W463のエディションモデル
メルセデス・ベンツがGクラス50万台達成を記念し、特別仕様車「G 450 d Edition STRONGER THAN THE 1980s (ISG)」を発表しました。初代「W460」に着想を得たクラシックなデザインと、最新技術を融合させた限定車は世界で460台、日本限定100台のみ販売されます。3色のヴィンテージカラーやオレンジウィンカー、チェック柄のシートなどが特徴で、初代の魅力を現代に再構築したユニークな一台です。
W460型280GEをオマージュした特別な装備
メルセデス・ベンツG 450 d Edition STRONGER THAN THE 1980s (ISG)は、初代GクラスW460型の1980年代のテイストを随所に再現しつつ、最新技術を搭載したハイブリッド仕様である。名称のISGは「Integrated Starter Generator」の略で、マイルドハイブリッドシステムを指す。
ボディカラーは初代Gクラスのオプションカラーを現代の塗装技術で復刻した3色で、アガベグリーン(55台)、クリーミーホワイト(25台)、コロラドベージュ(20台)をラインアップ。いずれもソリッドペイントで、Gクラスが持つ無骨さやクラシカルな趣を際立たせている。ウィンカーランプは1980年代を思わせるオレンジ色、さらにフロントフェイス、バンパー、ホイールアーチ、ドアミラーにマットブラックを施すなど、クラシック感を強調した造形に仕上げられている。
ホイールは5スポークの18インチアルミを装着し、リアバッジは1980年代当時の純正パーツを再現したシルバープレート仕様。スペアタイヤカバーも専用デザインとなっており、ディテールに至るまでオリジナリティとこだわりが貫かれている。
インテリアは、1979年の初代モデルに用いられたチェックパターンのファブリックと高級レザーを組み合わせ、往年のデザインを現代に再現。ダヴグレーとブラックを基調とした落ち着いた色合いとし、トリムにはMANUFAKTUR製のオープンポアブラックアッシュウッドを採用する。助手席前のグラブハンドルには「STRONGER THAN THE 1980s」の刻印が、センターコンソールには「1 of 460」の限定刻印があしらわれている。
正統派のGクラスヒストリーと最新のマイルドハイブリッド技術
同限定車には、Gクラスの開発・試験地であるオーストリア・ショッケル山の地形が描かれたドアシルパネルや、各色に合わせた「Schöckl Proved」バッジがBピラーに取り付けられるなど、由緒あるモデルであることを象徴する装備も特徴のひとつだ。
機能装備面では、リアのプロフェッショナルマッドフラップやオールテレインタイヤ、「G」ロゴ入りのブラックドアボタンやプロジェクターなど、オフローダーとしての風格を保ちながら、Gクラスの世界観を演出するアイテムも充実。
最新のG 450 d (ISG)として、マイルドハイブリッドによる効率的な走行性能や、MBUXによるデジタルインターフェース、ドライビングアシスタンスパッケージによる運転支援技術も搭載されており、オンロードとオフロード両方におけるパフォーマンスの向上も図られ多魅力的な仕様だ。メーカー希望小売価格は2700万円。

【AMWノミカタ】
W460型は1979年に誕生した軍用車をルーツに持つクロカンモデル。当時は「ゲレンデヴァーゲン」という名で呼ばれ、「無骨な外観」「堅牢なボディ」「優れた悪路走破性」はとくに1990年代前半のSUVブームのなかで大きな存在感を示した。
今回の特別仕様車メルセデス・ベンツG 450 d Edition STRONGER THAN THE 1980s (ISG)は、当時のテイストを色濃く再現したモデルだ。とくにソリッドカラーにマッドブラックが施されたフロントフェイス、バンパー、ホイールアーチ、ドアミラーなどには懐かしさを感じる人も多いだろう。
無骨で直線的なデザインや、アナログ感あるインテリアなどのレトロテイストのカスタマイズで、一周回って現代の若い世代にも新鮮に感じられると思う。














































