地元のクルマ好きや観光客の期待感あふれる一般公開初日
ドイツ・フランクフルトで長年開催されていた国際モーターショーのIAAが6年前に、モータージャーナリスト・池ノ内みどりさんの地元ミュンヘンに移転しました。自動車だけではなく自転車や公共交通機関など、さまざまな「モビリティ」に焦点を当てて新たなモーターショーへとカタチを変えて開催となりました。初日はメッセ会場で開催されたプレスデーに参加してクタクタの池ノ内さん。2日目はママチャリでオープンスペース会場へ。プレスカンファレンス参加の予定が……。
アウディ~メルセデスの午前巡回の予定がまさかの逆転
一般公開初日の時間は少し遅めですが、朝8時半からアウディ、9時半からのメルセデス–ベンツのメディアカンファレンスに向かいました。
アウディは8時半開場のハズがいつまで経っても開場せず結局9時に。少し会場が離れているメルセデスの会場の受付まで急がないと! メルセデスでは事前予約制のメディア用ガイドツアー形式の発表会に申し込んでいたのですが、朝イチのグループに割り振られてしまったのでそちらを優先することに。アウディは9時にパスを貰って一瞬チラっと見て退散。後でまた戻って来ることにしました。
メルセデスのガイドツアーに参加していると、7年落ちのクルマを愛用している身としては、最近のハイテクなクルマには疎いものでどれもこれもが目から鱗です。自動車評論家の方々なら日々、最新車両を試乗しているでしょうが、私にはそんな機会はなかなかありませんのですべてを楽しませて頂きました。
さて、お次はBMWへ行こうかしら、なんて思ったら、オープンスペース初日の一般公開は12時からということ。どこもかしこもそれを待つ人々であふれ返っていました。各国のメディア関係者だけではなく、地元の方や観光客の期待感が伝わってきます。

ミュンヘン会場の屋外広場活用で際立つ各メーカーのキャラも楽しみ
モーターショーの楽しみは最新モデルはもちろんのこと、ブースのディスプレイや展示品、ショップなど、見どころがたくさんありますよね。以前にフランクフルトのメッセで開催されていた際には屋内でしたので、ブースのレイアウトにも限りがありました。しかし、ミュンヘン開催になってからは市内屋外広場での開催ですから、各自動車メーカーのキャラクターを感じることができるブースデザインで、それを見てまわるだけでも価値があると思います。
しかも、オープンスペースの展示ブースはすべてが入場無料です。このようなイベント時期にはホテルの価格がめちゃくちゃ高騰するのがネックですが、IAAやミュージアムを絡めたドイツやヨーロッパ旅行もクルマ好きにはたまらないでしょうね。
普段は車道となっている場所を封鎖して、歩行者天国に各自動車メーカーのブースが建っていますので、ゆっくりと歩いて廻れるので助かります。ここ数年何度かドイツで起こったクルマでの無差別テロ対策に、車両が簡単に侵入出来ないように様々な工夫がされている上、デモ対策も兼ねてとんでもない数の警察官が街を巡回警備しているのでとても心強いですよ。




























































































